トーレ「『ナンバーズ〜魔法が使えない男リベンジ!〜』始まるぞ。さて、覚悟はいいか隼樹?」
No.3 俺に理由を下さい
食堂の一件で恥をかき、傷付いた俺は部屋に引きこもっていた。
しかし、そこへチンクがやってきて、クアットロの悪戯の謝罪をしてきた。本人の代わりに謝りに来るなんて、ホントにチンクは出来た娘だよ。あの性悪眼鏡女や俺なんかとは、大違いだ。
チンクに迷惑と心配をかける訳にもいかないから、俺は大丈夫と言葉を返した。するとチンクは、「気晴らしに自分達の訓練を見学しないか?」と誘ってきた。
はて? 訓練って、一体何の訓練だ? 悪の組織的な彼女達の訓練と言ったら、戦闘訓練か?
少しばかり興味が沸いてきたので、俺はチンクの誘いに応じた。
一生箱入り男子と誓ってから一時間も経たない内に、俺は部屋を出た。だって、チンクの誘いじゃあ、断る訳にはいかないでしょ。
訓練所への道すがら、チンクは自分達の事を教えてくれた。
チンク達は、『ナンバーズ』と称される集団の『戦闘機人』である。戦闘機人ってのは、簡単に言えばサイボーグだ。自己紹介の時にも言っていた『No.』ってのは、造り出された順番を示していて、数字の通りの姉妹関係なんだと。ちなみに、ウーノがNo.1だそうだ。うん、納得。んで、No.2は任務とやらで別の場所に居るらしい。どんな人なのか気になるが、居ないんじゃ仕方ない。
戦闘機人は、人体に機械を組み込んで身体能力を向上させ、更に『IS』とか言う特殊能力まで使えるらしい。IS能力は、個人によって様々のようだ。
ふと魔法世界にサイボーグっておかしくね? と言う疑問が浮かんだが、口に出さない事にした。いや、気にしたら負けかな、と思ってさ。
「いやー、ホント漫画みたいだな〜」
一通りの説明を聞いて、俺は感想を口にした。チンクの話を聞いたら、まるで漫画の世界に飛び込んだような気持ちになった。
「漫画? 漫画とは何だ?」
「え? 漫画知らないんですか?」
「ああ」
こりゃ驚いた。
小さな女の子が、まさか漫画を知らないとはな。いや、こんな怪しい研究所に引きこもってたら、漫画を知らなくて当然かもな。と言うか、そもそもミッドチルダに漫画は存在するのか?
まあ、その辺は今度外に出る機会が出来た時にでも、確認するか。
「漫画って言うのは、絵と文字が一緒になってる本です」
「ほお、そんな物があるのか」
俺の説明を受けて、チンクは小さく頷いた。
確か鞄の中に、時間を潰す為に入れておいた漫画が一冊か二冊あった気がするから、後で貸してあげようかな。
そんな事を考えて歩いてた俺は、何気なく顔を隣のチンクに向けた。すると、チンクもこっちを見ていた。金色の隻眼で、ジッと俺を見つめている。
「え? あの、何か……?」
「いや、何でもない」
俺が尋ねると、チンクは前に向き直った。
今の無言の視線は、何だったんだ? よう解らん。
頭の片隅に疑問を置いて、俺はチンクと一緒に通路を進んだ。
*
訓練所に着くと、既に他のメンバーが揃っていた。
食堂に入った時と似た状況だったから、軽くデジャヴを感じた。
しかし、中の光景を見て俺は驚いて目を見開いた。ウェンディがサーフィンボードみたいな重装備の先端を構えて、何やら狙いを定めてる感じだ。すると重装備の先端に濃いピンク色の塊が出てきて、弾丸のように発射された。放たれたエネルギー弾は、相手のノーヴェに向かって真っ直ぐに飛んでいく。対するノーヴェは、驚く事に素手で複数のエネルギー弾を弾きやがった。右手には何やら籠手のような物をハメて、両足にはローラーブーツを履いている。しかも、自動で動いてるみたいだ。そんでディエチも近くに見えるが、この娘も無茶苦茶だ。身の丈以上のバカデカイ大砲を軽々と言った感じで構えて、狙いを定めてエネルギーを溜めている。次の瞬間、砲口から轟音と共にオレンジ色のエネルギー砲が放たれた。標的は勿論、ノーヴェだ。当たったらひとたまりも無いだろう砲撃を、しかしノーヴェは自動ローラーブーツで軽やかに避ける。
この三人だけでも凄いのに、更に驚かせてくれたのがトーレだ。ノーヴェ達三人対トーレ一人の実戦訓練なのだが、コレがマジで凄いんだって。まずはウェンディが射撃で牽制するんだが、トーレは難なく避けて距離を詰めていく。全然、牽制になってない。次いでディエチが砲撃を放つも、コレもかわされる。ノーヴェが突っ込んで接近戦が始まるが、トーレの圧倒的スピードに翻弄されてあえなく倒された。続いてウェンディとディエチも、一瞬で負けた。トーレ圧倒的強さだよ。ぶっちゃけ、動きがよく見えなかった。
バトルアニメそのもののような常識離れした訓練風景に、俺は度肝を抜かれて茫然と突っ立っていた。
「ふむ。では、姉も参加するとしよう」
チンクが歩み出た。
訓練に臨むチンクを見て、俺はこれ以上無いってくらいに目を見開いた。
いやいやいや、チンクまであんなあっぶねー訓練するつもりか!? 死ぬって絶対!
そんな俺の心配を他所に、チンクはトーレと対峙した。ってよりによって、三人を瞬殺したトーレかよ!?
驚く俺が見てる前で、二人の訓練が始まった。チンクは黒いナイフを両手に数本構え、忍者のクナイのように投擲した。トーレは素早く横に動いて、飛んでくるナイフを避けた。やっぱり動きは、トーレが一番速いみたいだ。だが、チンクの攻撃はナイフを投げて終わりでは無かった。
「IS・ランブルデトネイター!」
チンクが能力名らしき言葉を発した直後、かわされたナイフが爆発した。
お、おっかね~! ナイフぶん投げるだけじゃ飽き足らず、投擲武器その物を爆発させたよ。今のがチンクの言った、ISってヤツなんだな。
投擲と爆破能力を駆使するチンクだったが、結果はトーレの勝ちだった。さっきの三人よりは奮闘した感じだけど、やっぱ素早いトーレを捉えるのは難しいみたいだ。俺だったら、絶対に無理だけどね。
正直、スゲーとしか言い様がない。
「こんなの毎日やってるんですか?」
「まぁな」
何て事無い風に、チンクは答えた。
訓練を中断して、休憩に入っている。よっぽどきつかったのか、ウェンディやノーヴェは息が上がっていた。クアットロは何やらメンバーの訓練を眺めて、操作盤を操作していた。多分、訓練のデータを記録してたんだろう。セインは単純に、俺と同じでメンバーの訓練を見学してた。
「なあ、どうだった?」
「え?」
セインが近づいてきて、突然聞かれた。
「どうって……?」
「あたし等……って言っても、今回はあたしは参加してないけど、訓練見た感想は?」
ああ、そういう事か。
セイン達にとって、俺は初めての一般見学者だ。他人の意見が気になるのも、なんとなく分かる。
ややあって、俺は感想を言った。
「スゲーって思った。その、見た事も無いスゲー武器使ったり、メチャクチャな動きで闘ってるの見て、スゲーって思った」
あんな真似、凡人の俺には到底出来ない。いや、例え天才でも人間じゃ不可能な事だ。
人間を超えた存在の戦闘機人だからこそ、出来る芸当だ。
「それだけか?」
不意に、別の方から聞かれた。
顔を向けると、ソコにはチンクが居た。気のせいか、どこか腑に落ちないって感じの顔をしてるな。今さっきの俺の感想に、何か不満でもあるのか?
「訓練を見せる前に話したが、私達は闘う為に生み出された戦闘機人だ。さっきの訓練で見たように、人間を超えた力を有している。そんな私達を見て、感想は凄いの一言だけか? お前は、私達が怖くないのか?」
ああ、そういう事か。
チンクは、普通の人間の俺が、普通じゃない自分達を恐れていない事を気にしてたんだ。ココに来る途中で、チンクが無言で俺を見ていたのは、俺がチンク達の正体を知っても怖がった様子を見せなかったからか。
気がつくと、チンクだけじゃなくて他のメンバーも俺を見ていた。他のメンバーも、少なからず俺の意見が気になってるようだ。まあ、連中の中では恐れられる対象なんてイメージなんだろうが、生憎と俺の意見は違う。悪が、連中が思ってるような感想は無い。
だから俺は、言ってやった。
「全然怖くない、と言ったら嘘になるかな。でも、怖いより、凄いや羨ましいって気持ちの方が強いです」
「羨ましい?」怪訝そうに眉根を寄せるチンク。
「うん。ISって特殊能力とか、サイボーグだったり、色んな武器使って闘ってる皆を見てスゲーカッコイイって思った。
それに、羨ましかった。皆にはさ、生きる目的って言うか、その……存在理由ってヤツがあるんですよ。闘う為に生み出されたってのも、立派な存在理由だと思って、凄い力があって、ホント羨ましいと思いました。……正直、羨ましくて軽く落ち込みもしましたけどね」
「どうしてっスか?」
最後の方で暗くなった俺に、今度はウェンディが聞いてきた。
「皆と違って、俺には存在理由が無いんですよ……。元の世界じゃあ、勉強は出来ないし、得意なモノも無いし、就職活動も上手くいかない……。何事にもやる気を出せない、ダメ人間……! 毎日ダラダラ生きてて、たまに思うんだ……『俺、何の為に生きてるのか? 俺は生きてる意味はあるのか?』ってさ……。別に俺が居なくなったって、困る人なんて誰も居ないんだから……」
そう。俺なんか居なくたって、何も困りはしないんだ。
無気力で非生産的な人間に、生きる意味なんてある訳ないんだ。ソレに比べたら、ナンバーズは良い方だ。存在する理由があって、目的の為に全力で取り組んで、何だか生き生きしてる。生きてるって実感が、伝わってくる。そういう充実してる感じが、羨ましいんだ。
正直、生きてる意味が解らない。だからと言って、自殺する度胸は俺には無いから、死ぬ事も出来ない。難儀な事だ。
ふと俺は、周りの皆が黙り込んでる事に気付いた。
ヤベッ。俺がくだらねー心情なんか話しちまったから、場が暗くなっちまった。
皆に謝ろうと俺が、口を開こうとした時だった。
頬を叩かれた。パアンッと乾いた音が、ドーム状の広い訓練所に鳴り響いた。
他人に叩かれたのは、コレが人生で二度目だ。一度目はウーノに叩かれたが、二度目は別人だ。今、俺を叩いたのは意外にも、トーレだった。
「くだらん」
「え……?」
叩かれた俺は、半ば唖然と頬を押さえてトーレを見る。
トーレは、鋭い目を向けて俺に言った。
「存在理由が無い? 自分が居なくなっても、誰も困らんだと? くだらん……もし本当にそう思ってるなら、ウジウジせずにさっさと死んでしまえ……!」
「なっ!? トーレ、言い過ぎだぞ!」
暴言とも取れるトーレの言葉に、チンクが声を荒げた。
チンクの言葉に鼻を鳴らし、トーレは嫌悪感を露にした顔を俺に向ける。
「言い過ぎではない。コイツは性根が完全に腐り切った、ダメ人間だ! コイツのような甘ったれでウジウジした奴が、私は大嫌いだ! 見ているだけで不快になる」
侮蔑のこもった目で言われ、俺は思わず顔を伏せた。
トーレの厳しい言葉が、俺の胸にグサグサと突き刺さる。胸が締め付けられるように苦しくて、泣きたくなった。悔しいけど、トーレが言ってる事は正しい。悪いのは不甲斐無い俺自身だ。けど、グータラな性格だから、俺は変わる努力をしようともしないんだ。
そうだ。トーレの言う通り、いっそ死んでしまおう。そうだ、死のう。
俺が死のうと心の中で決めた時だった。
「だから、私が貴様を鍛えてやる!」
「はあ!?」
「えええええっ!?」
トーレの発言に、俺だけじゃなくて他のメンバーも驚いてる。
い、いきなり何を言うんだ、この女は!?
「本来ならば、貴様の事などどうでもいいのだが、それでは私の気が収まりそうにないんでな。今日から私の訓練相手を務め、その腐り切った性根を叩き直してやる! 死にたくなければ、死に物狂いで食らいついてこい!」
「いや、待てトーレ! 隼樹は我々のような戦闘機人でも無ければ、魔導師でも無いただの人間だぞ!」
「その辺は考えて手加減はする」
「だが……!」
「いいんじゃないの? 何だか面白そうですし~!」
「クアットロ!?」
一人現状を楽しんだ様子のクアットロに、チンクは睨みを向けた。
な、何だか大変な事になってきたぞ。コレって、ほぼ間違いなく俺のせいだよな。
「隼樹。嫌なら嫌って、ハッキリ言った方がいいっスよ? トーレ姉はああ言ってるっスけど、下手したら死んじゃうっスよ?」
俺を心配して、ウェンディが囁いてくれた。
下手したら死ぬ、か。俺も訓練の様子は見てたから、トーレと自分の力の差くらい分かってるよ。まさに天と地の差だ。正直やりたくない。めんどくさいし、痛いのは嫌いだからな。
でも、断る事に躊躇してる自分も居るんだよな。何でか解らないけど、断ろうって決断が出来ない。
チンクとトーレは、まだ口論を続けてる。
悩んだ末、俺は意を決して答えを口にした。
「分かりました。その……やらせていただきます……!」
俺が参加を表明すると、二人の口論が止まった。
トーレはやれやれとかぶりを振り、チンクは納得してなさそうに渋面になる。
「本当にいいのか、隼樹?」
「まあ、はい……」
「そうか……分かった。だが決して無理はするなよ」
「はい。どうも」
世話役ってのもあるんだろうけど、俺の心配をしてくれるチンクの優しさに感謝する。
「よし、なら早速始めるぞ」
トーレはウェンディ達程疲れてないみたいで、すぐに俺との訓練をしようと動き出した。さっき見たトーレの尋常じゃない強さを思い返して、俺は唾をゴクリと飲み込んだ。ヤベーな、早くも後悔してきた。
緊張でガッチガッチになった動きで、俺はトーレと対峙した。動きが固い俺とは対照的に、トーレは腕を組んで余裕を露にしてる。何か、歴戦の戦士って感じだな。こうして向かい合ってるだけでも、超怖い。
「とりあえず、お前は私の攻撃を避けろ。ただひたすら回避と防御に専念して、絶対に倒れるな。私が『終わり』と言うまで、立っているんだ! いいな?」
「は、はい……!」
すいません。ビビって早くも足が震えてるんですけど、やっぱやめていいですか? 帰っていいですか? あっ、帰れないんだった。
「いくぞ!」
一瞬の出来事だった。
数メートルの距離があったハズなのに、トーレは一瞬で俺の眼前まで移動した。いきなり目の前に現れて驚く俺の顔に、トーレは拳をお見舞いしてきた。過去に部活の先輩と、遊びで殴り合いをした事があるが、その時以上の痛みが頬に走った。
「がっ……!」
顎が外れたんじゃないか、と思ったが無事についてた。本当に手加減はしてるようだが、今の一発で口の中が切れて血の味が広がる。
「まだまだこれからだ! 気を抜くな!」
トーレの容赦の無い攻撃が続く。
痛っ! いって! 今度は腹に入れやがった! マジで容赦ねぇ! しかも足も狙ってくるから、段々立ってるのが辛くなってきた!
手加減されてるとは言え、素人凡人の俺にはキツ過ぎる。もう限界で、今すぐにでも投げ出したかった。でも、結局やめようとしなかった。キツいし、痛いし、苦しいし、逃げ出したいよ。でも、俺は心の中で弱音を吐いても、口には出さないで続けた。
「よし、終わりだ」
トーレの攻撃の手が止まった。
や……やっと終わったか……。
訓練が終わって、俺は安堵の溜め息をついた。俺は何とか生きて立ってるが、決して無事とは言えない状態になってた。顔中殴られて痛いし、鼻血も止まらない上に涙まで流して酷い有様だ。更に腹や足を何度も殴られ蹴られ、痛いなんてもんじゃない。
避けるのは絶対に無理だから、受けるしかなかったんだよ。は●めの●歩のように、ガードを固めて亀のように籠もる『亀作戦』だ。この選択が間違いだったんだな。早々に諦めてダウンしちまえば、カッコ悪くても楽になれたのにさ。
あーあ……ダルイ上に、体中が痛ーよ……。やっぱ、こんなんやるんじゃ……なかった……。痛い目見て……損した、だけ……じゃん……。
痛みと疲れで頭がフラフラして、俺は前のめりに倒れそうになった。
けど、俺は倒れなかった。目の前に何かがあって、俺の体を支えてくれたんだ。温かくて、何だか心地いい。腫れあがった顔を、柔らかい物が包んでいる。
ぼやける意識で、俺は顔を上げた。ソコには、俺を支えて見下ろすトーレの顔があった。
「ふん。どうやら、完全に腐り切っていた訳ではないようだな」
鼻を鳴らして、鋭い目つきで見ている。
ただ、気のせいか、目の鋭さが若干緩んでる感じがする。
「まあ、とりあえず……よくやった、と言っておこう」
トーレの労いの言葉を聞いた瞬間、俺は気付いた。
ああ……そういう事ね。俺がトーレの相手を受けた理由は、認めて欲しかったんだ。すぐに倒れて楽になろうとしなかったのは、意地だったんだ。くだらん、死んでしまえ、と『俺と言う存在』を全否定された感じで、悔しいと思ったんだ。ソレで『俺と言う存在』を認めて欲しくて、意地になって立ち続けたんだ。
そんで今、トーレから労いの言葉を貰って、俺は凄く嬉しくなった。少しだけ、トーレに『俺と言う存在』を認められたような気がした。
スゲー痛い目に遭ったけど、トーレの相手をして良かったかもな。
でも、出来れば今回限りにして欲しい。ソレが駄目なら、週二、三回にして欲しい。
正直、体もたねぇ。
このミッドチルダには、時空管理局なる組織が存在する。
数多に存在する世界を管理してる超巨大組織で、警察と裁判所を合体させたようなもんだ。俺の世界の国家権力どころじゃない、もはや世界権力だ。
俺が何の為に、この世界に飛んできたのかは、まだ解らない。
解らないが、俺の意思とは関係無く物語は動き出す。
この世界に来たばかりの俺は、気付いてなかった。いや、知る由も無い。
ただの凡人の俺が、時空管理局なんて世界権力相手に無謀にも挑むなんて。
そして、その初戦は意外と早くやってきた。
場所は、ミッドチルダの市街地。
聖王の器を巡っての闘いだ。
相手は、機動六課。
+注意+
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