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災害対策 車載バッテリー活用実験

1月10日 5時39分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

石油元売り各社でつくる石油連盟は、大規模災害が起きた際の停電対策として、トラックや自動車など車のバッテリーを避難所などでの電源に活用する実験を始めることになりました。

東日本大震災では、長時間にわたって停電が続き、とりわけ、避難所となった体育館などでは、夜間に照明がなかったり、携帯電話の充電ができないといった厳しい状況が続きました。こうしたことを受けて石油連盟は、大規模な停電が起きたときでも、トラックや自動車などのバッテリーを避難所などの電源として活用できないか、実験を行うことになりました。車のバッテリーから電力を供給するには、バッテリーと電気機器をつなぐケーブルなどが必要で、エンジンをかけたままにします。実験ではトラックや自動車1台当たりで発電できる時間や、テレビや暖房器具など機器ごとに必要な電力、それに、バッテリーとケーブルを安全につなぐ方法などを調べることにしています。石油連盟では、実験の結果を踏まえてできるだけ早い時期の実用化を目指し、大規模な災害時に備えたいとしています。