01/07 12:20 更新
去年10月の火災で文化財の酒蔵が焼けた福岡市博多区の石蔵酒造「博多百年蔵」が復旧作業を終えて、7日から営業を再開しました。石蔵利光社長らによる鏡開きで営業再開を祝うと、早速多くの客が訪れていました。140年の歴史を持つ「博多百年蔵」は去年10月、漏電が原因の火災で国の登録有形文化財となっている酒蔵などおよそ1000平方メートルが焼けました。石蔵利憲取締役は「ありがたいの一言。迷惑をかけた分、『百年蔵』を50年100年と続けることが使命であり、お客さんへの恩返しになる」話していました。再建された酒蔵には、火災を記憶に残そうと焼け残った道具が蔵の中心に据えられています。訪れた客には振る舞い酒が配られ、前日出来あがったばかりの新酒も次々に売れていました。