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2012年1月9日23時18分

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手配の容疑者、任意同行中に自殺 台湾人2留学生殺害

写真:張容疑者が任意同行された愛知県警中署。正面玄関に報道陣が詰めかけた=9日午後10時3分、名古屋市中区、恵原弘太郎撮影拡大張容疑者が任意同行された愛知県警中署。正面玄関に報道陣が詰めかけた=9日午後10時3分、名古屋市中区、恵原弘太郎撮影

図:発見場所の地図拡大発見場所の地図

 東京都台東区のマンションで5日、台湾人の女子留学生・林シエイさん(22、シはくさかんむりに止、エイはさんずいに火ふたつと宝のうえの点なし)と朱立ショウさん(24、ショウは女へんに捷のつくり)が殺害された事件で、警視庁は9日、殺人容疑で公開指名手配していた台湾人留学生の張志揚容疑者(30)=同区台東3丁目=が名古屋市内で任意同行中、自殺を図って死亡した、と発表した。警察署の前に止めた捜査車両内で、ズボンの中に隠し持っていた果物ナイフ(刃渡り11センチ)で自分の首を刺したという。

 警視庁は身体検査の方法に問題がなかったかなどについて調べている。同庁を巡っては、特別手配されていたオウム真理教元幹部の平田信(まこと)容疑者(46)を本部前で「門前払い」する失態があったばかりだ。

 蔵前署捜査本部によると、張容疑者は事件直後から行方不明になり、携帯電話の電波から名古屋市にいることが判明。警視庁の捜査員が「張容疑者はアイドルグループSKE48のファン」という情報をもとに9日午後6時20分ごろ、名古屋で最大の繁華街栄にあるグループの活動拠点「SKE48劇場」が入るビルの地下1階で張容疑者を発見した。本人に尋ねたところ、自身の外国人登録証を示した。捜査員が服の上から全身を触り、上着やズボンのポケットなどの中の所持品を確認。車の後部座席に乗せ、両脇を捜査員で挟む形で、近くの愛知県警中署に移動した。署で指紋を得て本人確認するため、その場では逮捕しなかった。

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