春樹のひとりごと!No18(サンパチ豪雪)

  • 2012/01/08(日)

実家で見つけた、またひとつ懐かしい幼い昔話です。

私もよく知らない昭和38年の豪雪ですが、「ほぼ一ヶ月降りっぱなし」という言葉が大袈裟ではないほど、止み間が少なく強い寒気団が日本海側を襲う大変な豪雪だったようです。バラック建てのボロボロの平屋だった私の家は、降り積もる雪と屋根の雪下ろしをした雪で家が完全に埋まり、よその人が近道して屋根を渡っていくほどでした。ボロボロの家なので「屋根が抜けたらたまらん」と思って怒鳴りに屋根に上っても通行人はもう行っちゃった状態。ローカル鉄道も止まり、食料物資も山間部の田舎には届かず、肉や野菜も商店がお得意さんだけに売ってもう品切れ。屋根の雪も降ろして後ろを振り返るとまた腰ぐらいまで積もっていて唖然としたといいます。電話はすべての家にある時代ではなく、ウチの電話に、隣の家に用があってかかってきた電話を、伝えに行くのも重労働。大回りの上、隣は二階の窓から出入りするほどの雪の量でした。

(画像に写る民家は二階建ての二階部分です。やや落ち着いた頃と思います。)
そんな苦労も知らぬまま時は流れ、物心ついた頃の私は冬の雪が大好きで、土手や庭で兄貴や隣の同級生とも雪合戦したり、かまくら作ったり、ソリで滑ったり。家では火鉢で温まり、餅食ってまた外に出る。雪がおもちゃとなってあの頃が一番楽しかったように思えます。
災害の多い日本列島。今年は早期復興、少しでも景気回復、明るい一年でありますように。
年末年始、仕事や帰省等で記事遠のきましたが、本年も宜しくお願い致します。
(堀田1.8.21:20.No1)

コメント一覧

綺麗な雪景色ですね。
投稿者: 匿名 2012/01/09[編集]

    昭和30年代フェチとしてはこういうヒトコマもちょっと羨ましかったりします。
    投稿者: ★片岡亮(拳論) 2012/01/09[編集]

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