2008年5月10日
雨、スクールは中止。清里の鯉達もこころなしか元気がないのであった。雨の中、教授と湯川を見に行く。抜け口以外は乾いているルートが多い。ビレイヤーは合羽がいるけど天気の悪いときはオススメのエリアでっせ。
2008年5月8日
私のような放浪者にとってこのごろとても困ることは世の中の公共の場から、ことごとくゴミ箱が撤去されたことだ。唯一ゴミ箱のあるコンビニに捨てられる量は限られてるのでほっとくと車の中にゴミがどんどんたまる。一応滞在している自治体のゴミ袋を買ってそれでだすようにはしているが
今日は袋に名前が書いてないといって軽4輪(近頃こんないいかたしないか)に乗った農家のオヤジにどやされた。くそっ川上村め ちょっと景気がいいと思って強気になりやがって..(実際
貧乏村の人はこころやさしい)..といってても始まらないので山菜を取りにいくことにする。
信州峠の近くの山林にはコゴミが大量に発生していた。川原の土手ではアスパラが群生していた。(去年、近くのハタケから種が飛んできたのだ、なんかさもしい気もするがまあいいだろう)
ちょっと気持ちが落ち着いてきたので湯沼鉱泉の風呂に入りに行くことにする。何十年か前に山師の名物オヤジが水晶堂を発見して、温泉まで湧いた。昭和の時代には賑わったらしい。私も遠いムカシ小川山でバムをしていたころ、山でとったイワタケを売りにいったことがある。が安く買い叩かれた。今輪在くるものか
と思った。がそれも今思えばムカシである。(その時は気付かなかったがこのオッサンも当時は今のオレくらいの歳だったのだろう)
さてそんなわけで昔と同じ廊下をとおり風呂にいく。が当時から手入れのされていないフロはもういけなかった。湯自体は悪くないのだが..。江戸川乱歩の世界だ。
2008年5月4日
連休も後半、瑞牆の駐車場にはボルダラー多し。シャクナゲの中のふみあとを登っていくと40分で末端壁についた。すでに登っている人達もいた。ワイルドカントリ
ーはアドベンチャラスなトラバースルート。超ランナウトでの地上7メートルのトラバースは6級というところだがキャラリーも(イエーッ)とは叫んでいられない緊迫感がある。それ以外のルートはプロテクションは良好だが、ロケーションとも相まって高度感がある。抗プレッシャーエリアってとこか。

2008年5月3日
小川山は雨、予定をかえて湯川をめざす。ジムとみまがうくらいオニーちゃんたちがクラック
に取り付いていた。小川山はガスの中だがこちらは晴れて雨の落ちてくる気配はない。なぜだ。渋滞に巻き込まれたハラ氏は9時間のドライブでフラフラになって午後もおそく、岩場にたどりついてくれた。手の平をくの字にまげてハンドを決めるという技術はよほど手の平の厚いひとにしか使えないあらわざで手の甲がスジばって痛く、おまけにはずれやすい。となりにガバがあればそっちを使いたくなる。手の平くの字ジャムは普通の手の平をもつひとにとっては間違ったテクといってよい。手の平はのばして親指と柔らかい手の甲と(広めの場合は)回転でとめてくだされ。

2008年4月30日
昨日、信州峠から林道を入ったところによい寝場所 を見つけた。静かでたまにオフロードバイクが通過する程度。瑞牆山が木々のあいだから遠くにみえる。夜は満天の星も見える。新井くんのことはいろいろな人達がおしえてくれた。氏のご冥福を
お祈り致します。
2008年4月27日
甲府から甲府幕岩を目指す。幕岩という名前から私は湯河原のような梅林の中の盆栽みたいな岩を想像していたのだが実際はかなりの深山のなかの急峻な山の側壁であった。岩の基部には壁に沿って杣道のようなふみあとがつけられ一歩、足を踏み外すと
落ち葉の積もった斜面をどこまでもすべりおちていきそうな気がした。のぼっている人はたくさんいた。私たちも5.11a/bまで7本ほどのぼった。5.10dのピッコロ(写真)が一番ムズかった。

2008年4月26日
瑞牆山末端壁、雨がパラついたり薄日がさしたり天気はめまぐるしくかわる。寒い。春うらら5/11bは長く風格のある好ルート、だががんばれば全部レイバックとガバで行けそうな気がしなくもない。T&T5.10dは短いが完璧なジャミングルート、ごまかしはきかずピリリと辛い。

2008年4月25日
城ケ崎滞在3ケ月、若いときのように回復はしないが、回復したときには一応考えて真剣にやってきたつもりではある。はてさてデイドリームはどうなっていることか、と思いつつ昇仙峡の踏み跡をのぼっていった。久しぶりのデイドリームは相変わらず迫力がない。(つまらんことに執着しやがってバカなやつ)といっているようにも見える。がやらせてもらうぜ岩さんよ。あんたにゃ私の気持ちはわからんかもしれんがね。
一時間をかけ苦労してロープをフィックス。グリグリでムーブを試す。結果嬉しいことにムーブは問題なくなっていた。さて一回降りるか、と下をみると取り付きのボルトにヌンチャクがみえた。一瞬ドキッとした。なんだよくみると昨秋ビレイしてくれたクマチカのビナだ。そうかそうか早く退院
してまたビレイしてほしいもんだ。
2008年4月23日
さる森の中にカタクリの群落を発見した。山菜採りが好きだ! というよりも私の場合、冬でもほとんど野菜は買わないので、ほとんど毎日、山菜をとっているわけだ。野生のものはエーですよ、皆さん。この森では他にギボウシとタランボと山椒も収穫した。カタクリの脇には黄緑色も鮮やかに見るからにオイシそうなバイケイソウもたくさんはえてるけど、これはヤメといたほうがいいですよ。

2008年4月20日
カサメリ沢、寒気が入っている模様。晴れマークにもかかわらず細い雨がパラついた。乾いているコセロックでのぼる。漁師の娘(5.11b)はなかなかの好ルート、グルーブをレイバックしてグルーブが消えるとノブホールドがでてくる。岩の沢側は花崗岩の典型のような垂壁。手でひっぱらず腰で押し上げまんのや。

2008年4月19日
誰もいなかったサイトにクライマーらしき人がやってきた。さっそく声をかける。もしかしたら と思ったが中尾政樹さんであった。いろいろ新しいルートや課題について教えていただいて助かった。来たときはガスの中で気付かなかったがこの山麓には膨大な量の岩がある。クライマーにとってはのこされたシャングリラのひとつにちがいない。ダレもちゃんとしたトポつくりたくない気持ちもよう分かりますわ。
2008年4月18日
カサメリ沢発見。瑞牆末端壁も偵察にいく。途中のナメ滝にはまだ30センチの雪があった。一度諦めかけたが引き返してきてストックをついて突破した。さて苦労してたどり着いた十一面岩だったが、いつか見たコブラのようにそこかしこのクラックからお小水が噴出していたのである。それは残念だったがここはいいとこだ。
小川山のようにキャンパーは多くなさそうだしまだまだあまり手のついてない岩はたくさんありそうだし、すごいクラックの臭いもプンプンする。車中泊は無料だというし強制退去させられるまで住んでみるのもいいかもしれない。

2008年4月17日
週末のスクールにそなえ瑞牆の植樹林広場にやってきた。ムカシきたときはここは一面のレタス畑だったはずだ。一体ぜんたいなんで天皇の植樹のためにここまでやる必要があるのか。意外に寒く日陰にはチョロリと雪も残っている。ショボショボと雨が降る。あさっても無理かもしれないが末端壁の長いカブリに期待しよう。
カサメリ沢もまだゲートがしまっていて歩いて偵察にいくがガイドブックとは大きく状況がかわっていて、おまけにガスが深くたどり着けない。日曜までには見つけねば。かくして広いサイトには私ひとりの夜。しずかでよい。FM八ヶ岳というローカル局の放送がよくはいる。バカでスカした都会のオネーサンのDJよりよっぽど心地よい。(写真はみずがき湖)

2008年4月15日
城ケ崎をあとにする。思い残すことは多々あるが、仕方がない。次の目的地は甲府だ。三島を過ぎ御殿場にはいると目の前にでっかい富士がひろがる。雪が多い。時間は少し早いが脇道に入ってヒノキの植林の中で泊まることにする。明日からに備え、レバニラを大量につくり酒をたくさん飲む。
2008年4月6日
鷲頭山、サクラは葉桜。日が当たって壁温上昇。にもまけず日原氏はメイズをかろやかに登りきった。

2008年4月5日
城山、ハラさんと広い南壁のスラブを登る、がマルチやってる人もいて、ウワサにたがわず小石やらビレイ器やらが降ってくる。逃げる練習になってイイゼ。やっぱシーサイドなんか温室なのだ。夕方、氏を大瀬崎よりの民宿に送って寝場所を捜すが半島西海岸は平地が少なくてかなり山を上がることになる。下にはいりこんだ湾が見える。ギターを弾く。このごろのオハコは(イムジン河)とビギンの(島人ぬタカラ)である。
声はなかなかいいと思うのだが(自分でいうヤツはいないか)音程が悪い。演歌と歌謡曲ばっか聞いて育ったせいであろうか。
2008年3月29日
コムラガエリ 6C+
はじめのゼスチャーはケンカ売ってるわけではないのです。
2008年3月29日
フナムシと漁火で講習。ソメイヨシノは満開、晴れて海風がときおり吹いてくる。汐は大きく引いて海底からあらわれた岩の上にはコンブがヌラヌラと光っていた。私たちは
一日中クラックを登った。あぁ何とよい日なのでせう。イサリビのクラックボルダー、コムラガエリ(6c+)もやってね。

2008年3月28日
4日休んだ。いくぞっ。例のボルダーへ。自分の限界グレードだ。こないだ45才になったがジワジワ進歩している。焦りもあるが嬉しくもある。マーズだのなんだのやっていたころには絶対こいつには歯がたたなかった。ハードラックとか登ってたころにも、できなかったはずだ。このカチがもてなかったに違いないのだ。
こういった場合のカチ力は極論すれば、人差し指の虫様筋の力だといえる。これがもてないとなると1.タンデュ(のばしもち)になる。2. 極端ににぎりこんだ鷲の爪型のカチもちになる。3.
一応カチもちの形にはなっているが 人差し指にはあまり力が入っておらず中指から小指の3本でもつことになる。などになる。
私はこれらの力を駆使してマーズとかハードラックをのぼった。それができるルート、またはそれが必要なルートでもあったのだ。人差し指の虫様筋を使えなかった理由は、もともとそれが小さくて弱い体質だったからだ。体が勝手にいやがっていたのだ。しかし気が付いて鍛えればかなり強くできることはわかった。
他で代用するよりずっと効率が良いことの多いのもわかった。手の平が薄く人差し指の付けねから親指の股までの間の狭いひとは私と同じ体質かもしれない。わかってやればそれほど難しくはないのでス.スクールに.うっうちのスクールに..くぉーっ
2008年3月27日
城ケ崎の海岸にナゾの??が存在するらしい。情報元はK授である。今からちょうど1年ほど前、(実はここだけのハナシなんですがね..)と前置きをして眉をひそめるようにして話してくれたのである。そんなスゴいモンがあるならオレもみてみたい。数日後、私は教えられた海岸線を一時間ほどもさまよったが発見することはできなかった。その後も散歩のついでに何度か
探索したのだが とうとうみつけることはできなかった。(ホントにそんなものが存在するのか?)と思った。
が、はなしをきくとその間もK授はちょいちょい見にいっているようなのである。昨日の捜索でワタシはついに力尽きた。できることなら自力でみつけたかったが残念ながら限界だ。K授からの返事はすぐに来た。(岩の切れ目から磯にあがれ。カベに突き当たったらトンネルを左にくぐれ)
とかなんとか 延々と書いてあった。ウロウロと岩場をさまよう。沖を静かに貨物船が過ぎてゆく。 (あった..。)ついに見つけた。

2008年3月24日
原氏、天内氏とファミリーへ。昨日の喧騒が嘘のように静かだった。津軽の人、天内氏はジワジワと登ってゆく。なかなか成功しないが、あきらめず上を見て登っていく姿は人を説得する力をもっている。今日は出だしでおちたもののノーテンでファザーを登った。

2008年3月22日
ウグイスが鳴き出すとファミリーの季節である。ここはうなぎの寝どころのような磯に風が吹き抜けて冬はやたらに寒い。が春は涼しくて快適なのである。磯におりるとホールバックもった人もいて(あぁファミリーにきた)
と感じる。
今日は基本をやりもうした。重心をあげずしていかにして体をあげるかはインポートじゃなかったインポータンツな問題だ。重心を瞬発的に壁に近づけておちるまでの時間に手をのばす反動利用法(デットポイント)も是非ぜひマスターしてくだされ。

2008年3月21日
あせりくるって白田川などそっちのけで例のボリダーへ行った。(もっとも川は昨日の雨で増水してるに決まっている。)磯におりるがダレもいないようだ。波高4メートルの海が白い牙を剥いて私に襲いかかってくるようであった。波しぶきと結露で岩は黒かった。(がこの風だ、待てばかわくな)と私は思った。
2時間後トライ開始。最初体が重かったが4日の休みが効いてて徐々に 快調に動くようになった。色々やってるとどうやら問題点はリップをとる一手になってきた。トライを終えてとりあえず満足。振り返ってもダレもいない。あと3日ってとこか。だけどすでに誰かのぼっちゃってるってことはないですよねぇ。(たまにあるよね)
2008年3月17日
講習生P子( さん) ゲルニカ(5.10d)に挑戦!..
このあと見事R.P
2008年3月16日
シーサイド 岩から湯気がたつ。暑い夏の太陽のせいだ。指に汗をかいてモトキさんがおちた。セツコさんもおちた。ベンさんもマーク(仮名)もみんなおちた。こんな日はヒヤヒヤした穴ぐらからスタートする私の作った
クラックなんかいいんじゃないかな。
2008年3月15日
先日、口惜しい思いをした、白田川のヤマトタケルボルダーへ行った。(ムービー参照)。今日こそはこいつをと思ったが、昨日の雨で取り付きは濁流の中だった。城ケ崎に取って返し去年からやってるボルダーへ。今シーズン初トライだ。これには訳がある。目立つ場所にあるから迂濶にチョークをつけると若いヤツラの集中放火にあうことを覚悟しなければならないのだ。だが
トライしないと登れないのだ。
(いくぞっ)と気合いを入れて取り付く。首のマッサージが効いて去年より指先に神経が通っているのを感じる。ムーブはいいぞ。が繋げるとダメだ。(こいやっ)私見えない敵に向かって叫ぶ。私は黄砂にかすむ尾根にたつ風車に向かって叫んでいるだけかもしれない。が初登を狙っているときはいつもこんな気持ちだ。
2008年3月14日
最新動画『あぁ失敗!たたかいはつづく。
』
2008年3月14日
城ケ崎に(しんのり)という磯がある。誰もしらない静かな磯は今年、さる方のボルト大量連打によって安っぽい遊園地に成り下がった。なぜ この人はこのような気の狂ったようなことをするのであろうか。氏のルートはよいものがある。私も登らせていただくことが多い。しかしこういったものに関しては許せない。
少なくともクラックの脇のボルトはアンカーごと抜いて持ち去ってほしいくらいだ。隣の石切場も含めルートの取付きにペイントされたルート名も城ケ崎にはなじまない。こんなことをするために、ここにこないでほしい。
2008年3月12日
何回目かの記念日が今年もまたやってきた。またひとつとしを重ねたわけだ。祝ってなんかくれるなよ。朝、稲取の浜で大根をひきぬいて長岡の病院に入院しているひとを見舞うため
天城峠を越えることとする。濃いピンクの早咲き桜があちこちの集落で満開でござる。カメラをかまえるが、なんだかいやらしい。日本の桜はソメイヨシノだ。観光客におもねった早咲き桜はいやな感じがする。
天城峠を越えると天城湯ヶ島だ。井上靖の小説が好きで20代のときから幾度となくおとづれた。が歳食ってきて思う。天城湯ヶ島だけが里山ではない。そんなこんなで長岡の病院へ。氏はいつもの元気はさすがになかった。受け付けの人も感じが悪かった。いつか一緒に登りたいものだ。
2008年3月11日
城ケ崎の岩場の上から住宅街までのあいだの雑木林は木々がからみあって人の侵入を拒んでいるようだ。ここは意外なキノコの穴場でもある。とくに春先はキクラグが枯れ木に、これでもかと発生する。もうでてるはずだと今日は薮をかきわけたが、今年は天気がよいせいか、ない。では、と山にはいる。
大川の奥、さがしまわって椿の林の中にたわわにしげっているのを見つけた。おおあった。そばの沢の淵が青い。気温16゜C、 思わず沢に飛込む。あーいい気持ち。生活は不安定だが気持ちは満足だ。

2008年3月9日 NEW!!
オーシャンと日蓮崎で登る。例年だとかぶったクラックはしみだしがはじまる頃だが今年は良い天気が続いている。日蓮崎ではトップロープでハイボルダーにも挑戦。城ケ崎は下地が悪くボルダリングをするのは神経を使うが
、トップロープでちょい長めの課題を触るのも楽しいものだ。

2008年3月7日
すでに一月 ほど前に、カナダ行き3ク月オープンのチケットはとった。今年もコブラクラックと闘うのだ。昨年は2ク月半滞在したが後半は雨にたたられて取り付けなかった。(9月終盤から5月くらいまで当地は雨期らしい。昨年はとくによく降ったらしいが日本の梅雨のような生易しいものではなかった)
滞在前半に8日間トライできたが、1テンでもいけず2テンがベストバウトであった。悔しい。得意のクラックでのぼれないのは本当に悔しい。初登は日にちがかかるものではあるが初登したカナダのニーちゃんは数年、20日以上かけて成功している。
6月25日の出発だ。今年も誰か付き合ってくれるひとがいることを願うのみ。一週間でも、お願いできる方がいれば大歓迎です。(トライは5日に1回の予定です。それ以外の日はビレイでもスポットでもします)ので皆さん、なにとぞ宜しくお願いします。
2008年3月6日
M出さんと城ケ崎でのぼるはずだったが、疲れてるので私はレスト。JRの片瀬白田駅から5キロほど山にはいった白田川にあるボルダーを案内する。2回ほどスクールを開催したことがあるところだ。足元の悪い谷を5分ほど下ると谷底には水がサラサラと流れていた。ヤブツバキが少し盛りを過ぎたところだろうか。氏はお気に召したのか静かに登りはじめる。
やぶ椿 落ちて 流るる 速さかな

2008年3月2日
今日も引き続き鷲頭、コズミックダンサーをリードしてみる。実に20年ぶり、25メートルの80゜フェースにマイクロホールドはふくらはぎがはってくる。テンションしたろかと思うと大きめのフットホールドがでてくる。今も昔もコズミックダンサーはくるしいのであった。

2008年3月1日
駿河湾は強風で白浪がたっていた。千本松原の向こうにでっかい富士山が見えた。鷲頭山にやってきた。10年以上ぶりだ。駐車場のあった場所に新しく家ができて海岸の駐車場から歩かなければならない点をのぞけば昔と何もかわらなかった。メイズもETハングもなつかしい感じがした。

2008年2月25日
平日は週2回くらい、風呂に入りに行く。大川の露天風呂は箒山から近いのでよくいくが受け付けのバーサンが話しかけてきたがるのでいやだ。(ぬるいか?熱いか?
)ときかれても(アーとかウー)といってなるべく口をきかないようにしている。
今日、風呂から上がるとバーさんは受け付けの部屋にいなかった。ふりかえってみるととバーさんは港の中においた椅子に腰掛けて前かがみになっていた。苦しげな表情であった。年寄りの表情であった。私はその時、非常な罪悪感に襲われたのである。
2008年2月24日 NEW MOVIE!!
ラトルスネーク 5.12+ tr (データ形式はMOV)
浮山のNさんの古いプロジェクト。
2008年2月24日
指の故障の話
2008年2月16日
漁火、雪がはげしくふったりやんだりした。が、ここのクラックはぬれにくいのである。一番海よりのホワイトサタデーはここ数年クラック上部の枯れ木が邪魔で登れなくなっていたがダレかが切り倒した模様で取り付けるようになった。

2008年2月16日
年に一度のお楽しみ、M子さんが門脇南の(熱き思いを込めて 5.11)をリードしにやって来た。昨シーズン、(力不足だ)と悲しくつぶやき敗退したことを私は覚えている。だがこの一年のぼりこんできたことも知っているのである。教授、横山氏と磯におりる。そして3回目、先だってのトライでトップロープノーテンに成功している。
さあいくのだ。下部を軽やかにこなしアンダーで引きつけて核心の上部フェースへ。タテカチでの切り返しがバランシーだが動きが硬い。リードの緊張からか無意識のうちに完全にスタティクにうごけるムーブをさぐっているのだ。(もっと大胆にうごけ)
ヒラリと左手がカンテにかかる。あとはレッジにマントル気味にはいあがれば終わりだ。下からはガンバの合唱。
だがここでフォール。
さわやかな風が吹き抜けた。いつしか忘れていた 波音がふたたび耳にはいってくるのであった。

2007.8月〜10月のカナダ遠征日記はコチラ
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