これまで、手のひらの厚い人はデカめの外傾ホールドなどに強く、薄いひとは小さいトゲみたいなホールドに強い、と書いてきたが、手が薄くても小さいホールドが苦手というひとも、いるだろう。人工壁でクライミングをはじめたひとに多い、と思われるが人工壁では虫様筋を使ったホールディングが求められることが多い。こういうひとは手のひらの厚いひとと同じ筋肉の使い方をマスターしている、わけだが自分の得意(なはずの)ホールディングをマスターしていないともいえる。こういう人が手のひらの厚いひとと同じトレーニングメニューをこなしても同じような上達は難しい、それでも根性でトレーニングしまくって、(小さめの)虫様筋がコリコリになってしまってる手薄クライマーは大変多い。こういう人はまず、手のひらをよくマッサージして(マッサージボールなどで)、 手のひらの疲れを抜くのが先決。それから前回手の厚い人にすすめた、鷲爪ポジションでのぶらさがり(もちろん両手で) などして指先に力をこめるホールディングを覚えるのが第二番目にやることではないか、と思
う。
さて、(もともと得意なはずの)小さいホールドがもてるようになったところで、今度は弱点克服を考えて見よう。カブッた傾斜でとっかかりの少ない外傾をもてるようになるにはどうすればよいかである。(つづく)
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さて、(もともと得意なはずの)小さいホールドがもてるようになったところで、今度は弱点克服を考えて見よう。カブッた傾斜でとっかかりの少ない外傾をもてるようになるにはどうすればよいかである。(つづく)