まず、手のひらに肉づきのよい人を考えてみたい。 握力が強く、ガッチリした体型の人が多いだろう。ホールディング時に握りこみの力が働きやすくパワフルな印象である。欠点は昨日も書いたとおり、虫様筋が働くと、第一関節に力が入らなくなること、また手首がそって、肘がまがってくるので、勢いロック系ののぼりが多くなる。改善策として私のオススメは
1.キャンパシング 手のひらの厚い人はちょっと大きめでフリクションが悪く、やや外傾した丸太が得意である、弱点克服にはこれとは逆に小さめで、角がたったもの、または内傾しているもの、フリクションがよいものでやるのがよいだろう。もし懸垂力不足などでキャンパシングムーブがつらい場合は足をつかう、ゴムバンドで補助、一本の丸太を横にトラバースするなどする。いずれにしても虫様筋にたよると握りこみ中心になってしまうのでキャンパシングは手厚組には必須か?もちろんオープンハンドで。
2.鷲爪ポジションでのぶらさがり
手のひらの厚い人は普通はカチもちのとき、第一関節がかなり大きくそる(写真)。そこで第一関節を内側に曲げて5ミリ程度のはりに短い時間ぶらさがる(写真)。これによって指の股の筋肉(骨間筋)を鍛えられる、とともに虫様筋の力をぬけ指先に力がはいった感覚を覚えられる...はず(痛いけど)。