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'12/1/9

漂流3船員が帰国の途 政府「遭難者」と判断

 日本と北朝鮮両政府は9日、島根県・隠岐島近海で見つかった北朝鮮の漂流船の生存乗組員3人について、中国経由で帰国させることで合意した。同日午後にも航空機で北京に移送する。日本政府関係者が明らかにした。

 合意を受け第8管区海上保安本部(舞鶴)は同日午前、3人を鳥取県境港市沖に停泊中の巡視船から、ヘリで同市の美保航空基地に移送。3人はその後、空路で福岡空港に向かった。同空港から出国する見通し。

 関係者によると、船内で見つかった1遺体については、当面、境港市の境海上保安部に安置する見通し。

 政府関係者によると、北京で日本、北朝鮮両大使館員が乗組員の取り扱いについて協議。3人とも帰国を求めていることから、人道的見地から遭難者として速やかに帰国手続きを取るのが望ましいと判断したという。

 3人を乗せた船は6日、隠岐の島町の那久岬から西約1キロで、いかりを下ろした状態で発見され、船内から成人男性1人の遺体も見つかった。海保は3人を巡視船に移し、漂流の経緯について事情聴取するとともに、移送先や処遇について関係省庁と協議を進めていた。

 8管本部によると、3人は「北朝鮮から4人で出港し、漁の途中で漂流した」「1人は徐々に衰弱し、数日前に死亡した」と説明、帰国を望んでいると話しているという。




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