【365日FC東京】

大熊の礎＜中＞「ガチの紅白戦」で成長した若手

　大熊監督の“代名詞”が、２０１１年シーズン復活した。紅白戦。第１次政権（９５～０１年）時代の光景が、小平グラウンドに戻ってきた。当時、選手だった浅利強化担当は伝統を歓迎した。シーズン前、「特にトップ（主力）が良くない試合をした後は、楽しみですね」と言った。下克上のチャンスが転がっていた。（1月9日）

［写真］

２０１１年５月１９日、紅白戦で唯一のゴールを決めたＦＣ東京の田辺（右）

　Ｊ２からついにアジアへ－。大熊清監督（４７）率いるＦＣ東京は１日の天皇杯決勝・京都戦で４－２の逆転勝利を収め、クラブ初の日本一の座に就いた。天皇杯王者として、東京は３月開幕のアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）に初出場する。また優勝から一夜明けた２日、今季Ｊ２に昇格する町田前監督のランコ・ポポヴィッチ氏（４４）が新監督に就任すると発表。大熊監督が築き上げたベースに、新指揮官が標榜する「魅力的な攻撃サッカー」を加え、東京は新たなステージに挑む。　

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