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【プロ野球】

伊藤隼に飛躍の3カ条 和田監督がアドバイス

2012年1月9日 紙面から

阪神の新人合同自主トレーニングでドラフト1位の伊藤隼(左)に声をかける和田監督=鳴尾浜で

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 阪神のドラフト1位ルーキー・伊藤隼太外野手(22)=慶大=が新人合同自主トレが始まった8日、和田豊新監督(49)から“飛躍の3カ条”を授けられた。

 (1)開幕1軍で満足するな 鳴尾浜球場に視察に訪れた和田監督の口調が熱を帯びた。「隼太は開幕1軍ではなく、1軍に残ってどれくらいの数字を残すかというレベルで野球をやってほしい」。ランニング、キャッチボールなどで汗を流した伊藤隼は、指揮官の言葉を伝え聞き「開幕1軍が見えてきた時は目標はもちろん変えていきます。期待されるのはありがたいことです」と力を込めた。

 (2)個性を打ち出せ 和田監督は「この選手はこういうフォームというように、子どもたちが隼太のまねをするくらいの個性を出していってほしい」とプロとしてのアピールも求めた。伊藤隼は「慶応ボーイというとスマートなイメージがあるかもしれないですけど、泥くさくやってきた。できればスマートにやりたかったですけど、できないので」と苦笑い。当面は“泥くさい男”で売っていく。

 (3)書きぐせ(メモ)をつけろ 最後に和田監督は「これから(伊藤隼自身に)起こることは全て経験。書きぐせが自分の引き出しになってくる。学生時代は1発勝負だが、今度は何回も当たるし。情報合戦というか、記憶の勝負も入ってくる」と結んだ。伊藤隼も「大学の時から日記を毎日つけているので。書くことで覚えることもある」と言い聞かせた。新人にここまで求めるのは、和田新監督が次代の中心野手として期待する証しでもある。まずは新人合同自主トレで順調に仕上げてキャンプに臨む。 (中谷秀樹)

 

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