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【プロ野球】

坂本が宮本に弟子入り 失策王返上しGグラブ賞狙う

2012年1月9日 紙面から

宮本(右)のアドバイスを真剣な表情で聞く坂本(左)。中央は寺内=坊っちゃんスタジアムで(臼杵秀之撮影)

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 巨人の坂本勇人内野手(23)が8日、松山市の坊っちゃんスタジアムで自主トレを公開した。例年はグアム合同自主トレに参加していたが、課題の守備を克服するため、今年はヤクルトの宮本慎也内野手(41)に弟子入り。遊撃手では4年連続の最多失策を記録している現状からの脱却を誓った。

 「勇人、頭突っ込んでるで!」。トッププレーヤーの坂本に容赦なく宮本の怒声が降り注いだ。ボールへの入り方、足の運び、グラブの使い方…。基本中の基本からたたき直された。同僚の寺内らとノックやゴロ捕球だけで1時間半以上もしごかれた坂本は息も絶え絶え。「僕の知らないことをたくさん聞けた。これが基本なんだ、って。自分が思っていたことと全然違った」とため息交じりに漏らした。

 5年連続を含む9度のゴールデングラブ(GG)賞に輝いた名手宮本は「いかに楽をしていたか、本人が一番分かっていると思う」とピシャリ。守備のスペシャリストとして「高いレベルで競い合いたいし、ちょっとでも良くなって帰ってほしい」と親心を見せた。

 昨季は阪神・新井貴と並ぶリーグ最多の18失策を記録してしまった坂本。敵チームの宮本に師事してまで、汚名返上に懸けている。「セ・リーグで一番エラーしているヤツが目標なんて言えないけど…。GG賞? 1試合1試合やっていく中で、そういう賞を狙えるように練習していきたい」。最終目標はエラー王から下克上でのゴールデングラブ賞獲得。“宮本塾”で足掛かりをつかむ。 (臼杵秀之)

 

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