社民党の福島瑞穂党首は8日のNHKの番組で、今月20日告示の同党党首選について「どうなろうと社民党の先頭に立ち、みんなと力を合わせて頑張りたい」と述べ、立候補への意欲を示した。党内では、党勢低迷を背景に選挙実施を求める意見もあるが、福島氏以外に立候補の具体的な動きはなく、同氏の無投票5選の可能性が高い。
福島氏は、重視する政策として、脱原発、雇用と社会保障の立て直し、不公平税制の是正、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加への反対などを挙げた。年内に衆院解散・総選挙が行われるとの見方が強いことを受け、「脱原発や自然エネルギー(の拡大)を言ってきた社民党こそ、本当に躍進する年にし、生活を何とかしてくれという国民の思いに応えたい」と強調した。
毎日新聞 2012年1月8日 18時42分(最終更新 1月8日 19時11分)