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ネットを使った「3大要注意商法」
 

 ネットを使った商法で要注意として消費者庁が挙げるのは、3つだ。

 まず、「フリーミアム」。グリーやモバゲーなどで見られるような、「無料」を前面に出す手法。

 グリーやモバゲーの場合には「一部有料」と小さく表示されているので厳密には該当しないわけだが、「完全無料」を謳いながら「料金を払わないと途中で利用できなくなる」といった詐術は、不当な広告に当たるというのが、消費者庁の見解だ。

 次に、「フラッシュマーケティング」。グルーポンが代表的だ。

 これは利用期間を(特に短期間に)限定した特典や割引をネット販売する商法。限定数量で短時間先着だったりするので消費者はじっくり判断する時間が取れず、判断を誤る。

 本当に安いのか、きちんと利用できるのか、二重価格問題などの問題が指摘されているのが実情だ。

 3つめが、今回取り上げている、ブログなどを利用したマーケティング。それが「口コミサイト」として項目を立てられている。

 「サービスを提供する事業者が、口コミサイトに口コミ情報を自ら掲載し、又は第三者に依頼して掲載させる」ことで「当該事業者の商品・サービスの内容又は取引条件について、実際のもの又は競争事業者に係るものよりも著しく優良又は有利であると一般消費者に誤認」させること。――消費者庁は、このように問題点を指摘している。

 ブログの怪しい商売は、まさにこれである。

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