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2011年10月28日 (金)

爆問学問 中国で一番有名な日本人 加藤嘉一

2193  Main爆問学問(大田・田中爆笑問題)NHKに、「中国で一番有名な日本人」というキャッチフレーズで売れている日本の若者が出た。加藤嘉一、年は 27歳、お笑い芸人のホシャンに似ている。お笑い仲間の中に紛れ込んでも違和感のない青年であった。

Img_2209  加藤嘉一静岡県の農家の長男。身延町立小学校、山梨学院大学附属中学高等学校卒業。高校卒業後、単身で北京大学へ国費留学、同大学国際関係学院大学院修士課程修了。現在は、フィナンシャル・タイムズ中国版コラムニスト、北京大学研究員、フェニックステレビコメンテーターを勤める。

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加藤嘉一 インタビュー

自己紹介でもわかるように、的確な表現で、生きがいい。今後、特別な失敗しない限り、日本と中国の架け橋として活躍するだろう。

●加藤嘉一と財部さんとの対談(「中国の民主化はあるのか?」)で、加藤君の考え方がよくわかるインタビューだったが、←断念ながら削除された。年配の評論家、知識人に可愛がられるタイプでトクしている。ttp://youtu.be/42KN0jlNxJY

池上さんのテレビ 加藤嘉一さん出演
http://youtu.be/PZExzrdNywU

2203  2005年の反日デモがあった時、加藤君は現場へ行った。日本人がこんなところに行ったら、コワイですよ。その体験から、彼は、翌日、香港のTVに出ていろいろ取材された。彼のコメントは、13億人の人に向かって言ったわけです。すると、翌日からいろんな人から注目されて、聞かれました。
 そのとき、聞かれたのは
「反日デモの原因はなんですか?」
「その責任は日本にありますか?中国にありますか?」
それを日本人として「日本です。すみません」と言ったら、非国民じゃないですか。

 一方、「中国です」と言ったら、共産党支配の中国だから、すぐ強制送還される。そこは弁証法的に、ここはバランスだと思い、「日中双方に原因とか、背景にある。そこをお互いにきっちり議論してみては」と回答した。優等生的な感じではあるが、これが評価された、と思う。一躍注目されて取材されることが、多くなった。二十歳のときである。今では、年間300回は取材受けているし、よくテレビにも出ている。執筆も多くしている。チャイニーズドリームである。

2205  爆問学問の対談ロケは、中華料理を食べながら、爆笑問題太田・田中の質問を受けていた。二人にとって、年の差があるから、加藤君はまるで子供相手のようなもの。料理を食べながら話すせいもあって、リラックスしていた。

 青年加藤嘉一にとっては、この二人は憧れの対象であるだろうから、“力”が入っていた。この際、自分のもっている情報や考え方を披露して、Daironsou150x150NHKを通して日本の人々に知ってもらおう、と意気込んでいた。話を聞いていると、二十歳代の青年というより、40代の気鋭のコメンテーター宮崎 哲弥が話しているような鋭さも、的確さもある。久々に見た新しい逸材だ。中国ウオッチャーとして地位を固めている。文学だったら、芥川賞、直木賞を同時に取った有望な青年の印象があった。「爆問学問」に出て、注目度が増したから、また忙しくなるだろう。

2192  山梨学院というと、アフリカから留学生を入れて、長距離ランナーを育てる大学だからか、この青年、マラソンもやったり、肉体も裸で見せたり、体力もありそう。国費留学で北京大学へ行っているが、語学にお金を使わないで、町のアイス売りのおばさんと一日しゃべっていたり、必死に語学を習得した。半年でほぼしゃべりは流暢になった。無料の新聞をもらって、それで中国語を覚えた。成人してから語学を覚えると、親身になって教えるネイティブスピーカーはいないものだから、上達がむずかしい。彼加藤嘉一は懐へ飛び込むキャラクターがある。多くの外国語スピーカー、外務省の書記官など、うまいけど、言葉がきれいすぎる。加藤嘉一の中国語は、町の中で語られる中国語なんだな。だから、中国の聴衆に受けるのだ。カネを一銭も使わないで、中国語を覚えたようだ。

、靖国問題、尖閣諸島など、日中問題が荒れてしまって、日本の外務省も中国外務省も、どっから手をつけたら打開できるか、模索しているときに、ボーンと僕みたいな若者が現れ、中国の人の視線、視点を理解下上で発信するから、しかもこなれた中国語で今日の日中問題を語るから、視線を浴びている。「日本でいえば、日本語で遊べるデープスペクターが出てきたような衝撃だ」と太田がいうと、田中が「それとは違うだろ」と否定。

2211 彼の講演がどんなものか、中国青年政治学校へ同行してみると、500人定員の会場に1000人が入っていた。27歳の日本の青年、最初緊張の表情していたが、「ここにいる青年は80年代生まれで、世間ではいいイメージを持たれていない。それはしつけをしっかり受けていないからです。中国サッカーと同じで何もかも間違っている」と、ややボロクソに聴衆を痛めつけるような語り口でいうと、聴衆は笑った。

2215 学生ではなく、教員の一人が質問していた。「私の友人は、反政府的な発言をしたので、アメリカから中国に帰れなくなっている。あなたも、日本政府を批判しているが、(日本へ)帰国できる。」中国政府のあり方を、はっきり言ってだいじょうぶか?と思うような質問だった。それに対して、加藤嘉一は「知識人を目指す僕にとって、批判することは大事です。だだ、時と場合に応じて言い方に気をつけています」と、卒のない言い方をしている。上手だ。講演終了後、学生たちが加藤の周りに集まってきた。質問攻め、サイン攻めを受けていた。携帯で写真を撮られている。凄く人気があるのがよくわかる。

日本で閉塞感を感じて、「中国へ行って、ノビノビ出来ましたか?」
中国へ始めて行ったとき、タクシーに乗ったら、運転手はタバコを吸いながら、運転している。体はビール腹で、頭は一週間はフロに入っていないのか、すごく臭い。あまり身だしなみを気にしていない。

2213  日本のような無視とか、陰湿ないじめは中国にはない。そして、嫉妬はしない。日本は嫉妬の文化でが、確か日中関係、アメリカに対してコンプレックスがあり、嫉妬しているのかもしれないが、嫉妬から足を引っ張るのではなく、逆にがんばろうとなる。あいつに追いつき、追い越そうとなる。仲間はずれはないのです。日本では格差が大きい問題であるが、中国人は半径500メートル内に月収1億円の人と月収1000円くらいの人が一緒に住んでいるが、この人波この人を見下していない。この人がこの人にどのこうの、というジェラシーは抱かない。自分がよければいい、という考えだから。

 見得は張る。それは面子メンツだから。メンツは、たとえば、中国の地方へ視察にいくと、ものすごく料理が振舞われる。「こんなには食えません」と日本人の感覚いうと「もったいないですよね」というと「あなたはお客さんだ」と、とにかく見得を張りたがる。料亭で支払いでも、「合計いくら?」「20万円」というと、50万円だして「お釣りはいらない」と言って帰るワケですよ。

2220  中国のパソコン事情は、日本より進んでいるかもしれない。どこの喫茶店へ行っても、ランはつながっているか、無線ランがある。そのようにパソコンがつかえない喫茶店はない状態である。今年7月に起きた高速鉄道の事故、政府の対応をめぐってネット上でかってない激しい批判が展開された。

中国へ行ってみるとわかるのですが、中国共産党と民衆のパワーバランスが変わった。これまでだったら、事故車両を地中に埋めたら誰も気づかなかった。それで、プロパガンダ・宣伝を担当するところが、「オマエら、報道するな」と言えば、報道されなかった。今はそうはいかない。ネットから、漏れてしまう。「漏らすな、報道するな」と共産党指導部が言っても、ネットを通して知らせてしまう。共産党は後手後手に回ってしまう。民衆のパワー炸裂している。中国版ツイッターを作ったとか、まさに今後中国民主化を推進していくという意味では、ずいぶん注目されています。中国では、テレビニュースなんかより、ネットの影響力がある。今インターネット人口は5億人。5億人ですよ。日本の何倍?巨大国家のすごさ、痛感する。まだ、加藤君のような日本を代表する人がもっと必要だ。

2201 田中:加藤さんのブログを胡錦濤共産党主席画読んでいるんですね。
☆ボクね、胡錦濤さんとお会いしたことがあるのです。これは、ボクが北京大学に留学していて、胡錦濤さん、当時2008年5月6日、
日本へ行く予定で、その三日前、大学で会った。大学の先生が
「加藤さん、明日の朝、空けてくれ」
「何でですか?」
「今はいえない」
2226_2 「明朝はマラソンの練習がある」
「とにかく、空けるんだ」といわれて、翌朝学校へ行ってみると、胡錦濤さんがいた、というわけだった。(太田:びっくりしたでしょう
)サプライズ!握手して、ね。胡錦濤さんは、非常にまじめな人で、常にいろいろなことを考えていて、頭の中は精密機械みたいな気がした。すごく疲れているな、と思った。13億人を統治していく、治めて行く凄さ、難しさを感じた。

中国の流行語大賞
2010年、日本は「ゲゲゲ・・・」でしたが、中国では、中国語で「我爸是李剛」(私の父は公安警察の李剛だ)であった。この意味を解説すると、こうだ。

河北省のある地方で、酔っ払いクルマを運転する青年がいた。クルマで人をはねて一人の人が死んだ。それで多くの人が集まってきたら、その事故を起こした青年に文句言ったら、「みんな、何言ってんだ。オレの親父は、公安警察のトップの“李剛”だ」
 これは、どういうことかというと、飲酒運転をしても、父親が公安警察おトップなら、どんなことも問題にならない、それを皮肉って民衆に言いたいことが、この言外に含まれ、「我爸是李剛」という言葉が流行したのである。中国当局は、こういうことをまさにやっているのだということが、中国人の感覚である。体制不満は直接に批判はできないが、頭を使ってチクリチクリと盛り上げている。

太田:女には弱いの?
2235 2237 ☆女に弱いですよ。こう見えても、結構シャイです。
加藤嘉一は、上海の町に行って、女性にインタビューしてみた。離婚したばかりの女性、香港から休暇で上海へあぞびに来た女性。インターナショナルスクールへ行っている女子高校生は、学費20万元(日本円300万円)払っている。など、など・・・。

☆中国には「暇人」がいる。この人たちによって、中国が安定している、とい2242 う新説を加藤嘉一は語った。人口にして、二億人がこの「暇人」だという。二億人、日本の人口をかなり超す人が「暇人」とは、どういうことか。
都市のあまり繁華街ではないが、昔から住んでいて、家があって何もしなくても暮らしていける。近所つきあいだけで食っていけるから仕事をしない人、消費もしない、国家経済活動にはあまり貢献しない人だけど、平和に2239 暮らしている。みんな豊かな顔して、毎日ビールを飲んで、マージャンをやっている。そういう「暇人」が多くいるから、中国社会の安定を支えている、という見方をしめした。たしか、彼らが暴れだしたら、中国は大転換してしまう。「暇人」がヒマであるなら、中国は安泰。そのヒマであることが、愛国的な行為である。何もしない現状に100%、二億人が満足していることが、中国にとっていいことである。

中国のダブル・スタンダード
今の中国人は、バブルで浮かれた日本経済を見ている。あの当時の日本は、ある意味調子に乗っていた。その当時の様子を中国はしっかり分析していて、中国の今、経済発展を持続するにはどうしたらいいか、考えている。今、日本のGDP(国民総生産)を抜いて、世界第二
位であるというが、一人当たりのGDPは日本の十分の一である。中国はメンツの国だから、外には世界第二位であるというが、国内向けには、決して調子に乗るな、と戒めている。コンプレックスを抱えている。外へは見得を張り、内向きには別のメッセージを出している。これが、中国のダブル・スタンダードと言われるゆえんである。

2245   環境問題でも、2009年(コップ15)第15回国連温暖化対策会議でも、温室効果ガス排出削減をめぐる国際合意を拒否した。こういうわがままを平気でやる。中国は国内向けには「我々は責任ある大国である」とガーンといいながら、国際社会には「我々は発展途上国です。よって、二酸化炭素削減はできません」し、お金もありません。そういう、国内と国外に向けたダブル・スタンダードを展開している。社会主義経済と市場経済という、相容れない関係の二者を持っている。常に共存するダブル・スタンダードを抱えている。いつか、この関係が暴れだすかもしれない。

 国家の方針がこうというものがあっても、中国は一般人も、ビジネスマンも、それに従うとは限らないのが中国である。つまり、中国人は、本来国という単位を考えていない。国家という枠組みより、中華文明だから、自分本位で行動する。中華という概念、中華文明は歴史上、続いているから、このまま広がっていくと考えている。
 ただ、今中国の政治家、官僚の人たちの気分は熱い。そのあたりは凄いものがある。命がけでやっていると感じる。中国という国では、結果がすべてである、中国高速鉄道の事故でも。張本人、失言したスポークスマンは、解任される。もう二度と表舞台に立てない。尖閣諸島の問題で、中国漁船が日本の巡視船に衝突したあの事件で、中国の首脳部の一人に「どうするのですか?」と尋ねたら「加藤さん、ここ問題、中国派絶対負けない」なぜなら「我々は命がけでやっているから。自分がこの問題デミスリードしたら、自分は死ぬ」と言った。

 尖閣諸島の問題で、反日デモが起きたとき、私(加藤嘉一)が、マラソンで海外に出ていて、北京空港へ戻ってくると、記者と一般の人がが大勢あつまっていて、記者は私のコメントを求めてきた。陰湿ないじめはないが、一般人のなかから殴りかかってきた人がいた。わかりやすいといえば、わかりやすい。つまり、中国人は、トコトン向かっていく相手を探しているから、主張シテガンガン来る。日本人も、正面に向き合って、「オレはこう思う」。拳で殴っていくのはどうかと思うが、日本としての主張・メッセージはをしっかり伝えていくべきだ。日本人ほど、「わかりあいたい」と思っている民族はいないと思う。

 日本人は、「これ、言うといけない」「これ、してはいけない」という自分を律することが多く、自分をガンジカラメにして、果たすべき目的の前に制限や障害が多すぎるので、腰が引けている。利害調整に時間を使いすぎる。目的にいくことを先ず考えるべきだ。

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 Profilephoto_furumai 加藤くんはもともと中国社会に出て行くことを目標にして努力してきただけあって、その中国語の言葉づかいや語り口は、中国人の中国語と同じ水準でよどみない。もちろん、まだ日本での社会人経験もない若い加藤くんが、まず中国社会にどっぷり浸かってしまって、「ミイラ取りがミイラになる(著火入魔)」になって、中国びいきと感じるところもあるだろう。しかし、彼加藤君は“一人の生身の日本人”として、中国人社会全般に向けて発言をしている。そこが、従来の“中国びいきの日本学者”と違うところである。

 考えてもみてほしい。我々日本人だって、ディープ・スペクターのうように、西洋人でありながら、日本語が流ちょうで、日本のゴシップをよく知っていて、日本人の笑いのツボを抑えた語り口の西洋人が大好きではないか。今ではコメンテーターとして活躍している。同じように、加藤くんの無理のない中国語の表現と比喩は違和感なくすんなりと中国人の耳に入る。当然、中国の人たちはもっと彼の話を聞きたい、マスコミが彼に意見を求めるのだ。中国人は自分たちに語りかけてくれる“生の日本人”が今まで誰もおらず、日本人である加藤くんが、中国をよく知っていてくれることを喜んでいるのである。彼ら中国人が加藤くんという生身の人間を通じて「日本」を感じているに間違いない。簡単に言えば、ここ10年間で中国人社会が初めて受け入れた“生身の日本人”なのである。

 近年は、中国人をターゲットにした雑誌の刊行やイベントの開催なども増えたが、それがなぜ、加藤くんのように「生きた日本」にならないのか。その答えは、中国人が求めているのは「(商品やイベントの)売り込み」ではなく、「理解」という点なのだ。日本人が何を考えているのか、日本社会はなにを求めているのか。加藤くん以上にそれを伝えることができる日本人が、日本の媒体が今、どこに存在しているか?加藤くんを「中国で一番有名な日本人」にしたのは、そんな日本人自身であることをぜひ知っておくべきだ。 
中国風見鶏(ふるまい よしこ)http://www.newsweekjapan.jp/column/furumai/2011/07/post-352.phpから引用要約

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コメント

残念ながら、彼は日本の架け橋になれません。「学歴詐称」「職歴詐称」しているからです。http://www.youtube.com/watch?v=Ser0if4ZIEM&list=HL1323668009&feature=mh_lolz
長年、中国語と日本語を使い分け、日中両国における情報の格差を悪用した巧妙な「学歴詐称」としか言いようがない。残念でしかたがない。

投稿: | 2011年12月12日 (月) 14時52分

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