娘の中体連だった
炎天下の中、娘たちが頑張ってるのに
日陰で涼んでられなくて、一年の応援とともに一緒になって応援していた
息子も試合を見ていて
「お前が下手くそ」
一試合終わったところで
また衝撃の厳しいコメントを残して用事があり帰っていった
結果は一勝一敗
帰りの車の中、娘は泣いていた
「色んな気持ちがこみ上げて、わからないけど涙出るんだよ」
娘は周りをよく見ていないようでちゃんと見ていた
今まで色んなトラブルもあった
「でも、このチームがいいんだよ」
だって・・・泣きながら
友達や先生の敵になり、味方になり
今までみんなでやってきた結果、次の日の試合もできる事になった
結果は2日目でお疲れさまでしたになってしまったけど
全ての試合終了後、後輩たちのコメントの中に
「先輩みたいになりたい、憧れです」
「キャッチャーやってる先輩カッコよかったです」
娘はちゃんと残したものがあったよ
最近、ヘコんでくじけそうになってる一年生がいて
娘の後ろ姿を見ていてくれた
そのお母さんから
「娘にサイン貰ってきて~って、頼んだよ」って
素直にうれしいね
いっぱい悩んだ
苦しんだ
娘と感情をぶつけ合ってケンカもした
見てみないふりもした
私は、その子に、直接
「今、苦しいかもしれない・・・でもね、あきらめたら、後悔するから
絶対あきらめちゃいけないよ」
その子の瞳はキラキラしていて
まっすぐ私の方を見てくれていた
うれしかったよ
最初は、試合をする以前の問題で
キャッチボールもままならない子ばかりのチームで
周りの部活からも呆れられていたチームだったみたい・・・
後輩がバカにされて、先輩たちが怒りにいったこともあるらしい
そりゃそうだ
中体連前にちょっとした事があって先生を泣かせたこともある
話を聞くとどっちもどっちって感じだけど
子供達も先生もちゃんと向き合った
過去にもう二度とユニフォームなんて着ないって心に誓った先生も
当日、ユニフォームを着てきてくれた
私も他の父兄方に、娘とともに支えられた
高校のユニフォームを着たまま試合に駆けつけてきてくれたOG
みなさんに感謝です
部長もピッチャー兼任で頑張ってくれた
終わったら通院だよなんて痛み止めを飲んでまで試合に出た子もいた
本命の部活がどんどん終わりを告げてく中
ソフトボール部はそれでも2日間残った
試合もずっと集中なんてできない
どこで集中するかなんだよね・・・
流れが相手チームにいっちゃって
みんなの雰囲気があきらめムードになっちゃった
最終回、守りのツーアウト
娘は、ここで止めなきゃって
ファーストランナーが走り出した時、受けた球をセカンドに投げた
アウト
結果は負けたけど、みんなからおほめの言葉をいただいていた
娘も浅黒く焼けた顔で最高の笑顔をしていた
同じ空間でしか味わえない喜び
県大会には行けなかったけど
賞状をもらえる事を知った時のみんなの笑顔
またひとつ、とびきりの思い出ができたよ