先日、一人旅に出かけた
・・・とは言っても息子が一度おいでよって言ってくれたことがきっかけ
息子が新幹線の時刻を調べてくれたのはありがたかったけど
よく考えてみたら私はバス、電車を使って駅まで行かなければいけない
その時刻を考えてなかった
それに気付いたのが前日・・・
バイトから帰ってきて深夜色々とやっていたら
もう明け方・・・
お口があるんだもん、なんとかなるら~~~(笑)
いざ、出発
新幹線の窓から覗く景色
あ・・・いつか行った球場だ
あの時は球場から見た新幹線
新幹線からはこうやって見えるんだね~~
何時間もかけて車で行った球場があっという間についた・・・
新幹線ってすごいね
今にも雨が降り出しそうな感じだったけど
そこを抜けたらいい天気
遠くの雲がもう入道雲みたくなっててどっしりしていた
・・・夏を感じた
近くの雲は早く流れてたけど
「わたがし」みたいで美味しそう
今にも手が届きそう・・・
あれっ・・・ここまで来るのにたしか新幹線の駅が何駅かあったはず・・・
息子を送り出す時に駅を素通りした新幹線
乗ってると駅を通り過ぎたのも全然気付かなかった
こうやって思うのは私だけかも
私にとってはこの歳になって初めてのお使いも同然(笑)
なにせ生まれてからここまで来ることもなかったんで・・・
息子の住んでいる近くの主要駅で降りた
あ~~すごいなぁ~~~
どっちに行ったらいいか看板見上げてキョロキョロ
まるっきりの田舎もん
いいや~せっかくここまでたどり着いたんだもんね
息子が仕事を終えるまで時間があるから
ちょっと、聞いてみよっと
言葉のイントネーションの違いに違和感を覚えつつ
優しく教えてもらい、なんか感動
通り過ぎてく人たちの聞き慣れない口調での会話
一人で心の中で満足していた
ここの人たちにとっては平日でもあり日常の事だろうけど
私にとっては特別な日でもある
こちらではめったにお目にかかる事もなかった県の車のナンバー
そのナンバーだらけww
そりゃそうだ
そちらからして見れば私が県外なんだもんね~
一人心の中でボケとツッコミかましてたw
ちょっと足を延ばして観光してみよっ
地図もなく駅の位置を確認しながら徒歩で街を散策
車では通り過ぎるだけの道も
歩くと色々発見があってなかなかおもしろいww
行き当たりばったりで歩いてたら
有名な観光地に辿り着いた
私の住んでいる県に近い方と全く別の地でおしゃべりw
なんかその感覚?がおもしろかったりして
一人旅が好きな人ってこういう醍醐味を味わうのかなって思ったりして・・・w
ツアーでもないので
息子が帰って来るまでに時間はあるし
調べて来た時間に電車に乗れなくても
自分が電車の時間待つだけでいいか~と思ったり
観光地で今日の夕飯何しようかななんて・・・
笑っちゃうねww
こんなチャンスを与えてくれた息子に感謝してます
お世話になってる方たちにご挨拶に行かなきゃと思って
スーツにヒールで来ちゃった・・・
息子の声を聞いた時
「もう歩けない・・・」
「靴持ってくればよかったじゃん」
「だって荷物になるんだもん」
駅前のロッカーのお金をケチったばかりに
実は、観光地にカレールーやら、だしの素を持って行ったのは
私だけかもww
セカンドバッグなんて持って来なかったし
息子に無理やり持たせた絆創膏が自分に役に立つとは・・・
「もう貸してやるから」
息子への励ましに来たつもりが
どうやら励まされてるようだ・・・
どんな親だろう・・・
ってかこんな親でごめんねって
息子のブカブカの靴にブカブカのジーンズをベルトで締めて
自転車で、いざ買い出しに・・・
「遅いから迷子になってるかと思ったww」
どうやら心配してくれてたようだ
「余裕だよ~一発でわかったよ~」
カエルの合唱が聞こえるのどかなところ
カエルの鳴き方も地方で違うのかなw
いいとこだったよ
・・・やっぱり目につくところはある
「うるさい」
そりゃそうだよね・・・うるさいのはわかってます
やっぱり、わずかばかりだけど親として・・・ね
「妹にもちゃんとやってやれよ~」
って上司に言われたみたいで
たぶん、私を呼んでくれたのは
その上司だったのかも・・・
次の朝、息子の出勤に合わせて部屋を出た
お小言言っちゃったのを反省して・・・
「じゃね、もう遅刻するから」
「おうっ、がんばれよ」
自転車に乗って
歩いてる私をたまに振り返りながら
あっという間に走って行ってしまった
誰も知らない土地で、誰も知らない人たちと
一生懸命頑張ってるのが
作業服や洗って干したと思われるちゃんと汚れが落ちてない靴下を見てわかった
帰りの新幹線では
窓の外の景色を見てるふりして
どうやってこの涙隠そうか
そればっかり考えてたよ