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【大相撲】

国技館から日本人力士額消えた きょう初場所初日

2012年1月8日 紙面から

取り外された日本人力士最後の栃東関の優勝額=両国国技館で

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 初場所初日を翌日に控えた7日、東京・両国国技館で土俵祭りと優勝額贈呈式が行われ、館内に飾られている優勝額から2006年初場所で優勝した元大関栃東(玉ノ井親方)の優勝額が外され、優勝制度ができた1909年夏場所以降初めて日本人力士が消えた。それでも、貴乃花親方と並ぶ22回目の優勝を狙う横綱白鵬(26)=宮城野=も譲らない構えだ。

 午前10時から行われた土俵祭りに先立ち、国技館に飾られている32枚の優勝額のうち、06年初場所の元大関栃東と同年春場所の元横綱朝青龍のものが取り外された。優勝額は縦317センチ、横226センチ、重さ約80キロ。代わって昨年秋場所、九州場所と連覇した白鵬の優勝額が納まった。これで白鵬が20枚、朝青龍が9枚、日馬富士が2枚、琴欧洲が1枚。すべて外国出身力士が占めることになった。

 貴乃花親方は「稀勢の里、琴奨菊や鶴竜、気鋭の大関候補も含めて頑張ってほしい」と話した。だが、白鵬の充実ぶりを無視することはできない。白鵬が自身と並ぶ22回目の優勝を狙うことについて「通過点でしょう、22回は」。白鵬本人も「着実に1場所1場所大事にすれば、優勝回数も増えるだろうと思う」と気の緩みはない。

 新たに飾られる白鵬の優勝額。2枚とも全勝や節目の優勝のときにしか持たないという太刀を右手に持ち、仁王立ちしているポーズ。自信がみなぎっている。 (岸本隆)

 

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