将棋の女流5大タイトルの一つ、第32期女流王将戦3番勝負の第2、3局は28日、東京都渋谷区の将棋会館であり、挑戦者で出雲市在住の里見香奈女流2冠(18)=女流名人、倉敷藤花=が、清水市代女流王将(41)に連勝し、対戦成績2勝1敗でタイトルを奪取した。10代での3冠獲得は史上初。初戦を落とし、後のない苦しいシリーズだったが、正念場で実力を発揮し、名実ともに女流棋界の第一人者に登り詰めた。
これまで女流3冠の最年少記録は、1994年に清水女流王将が記録した26歳0カ月。里見2冠は18歳7カ月の達成で、記録を大幅に塗り替えた。
午前中にあった第2局を92手で危なげなく寄せ切り、1勝1敗のタ…
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2010/10/29 07:14
【山陰中央新報】
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