宝塚市教委は6日、勤務する中学校の女子生徒と交際し、勤務中にメールを送るなどしていたとして、学校事務の男性職員(40)を5日付で懲戒免職にした、と発表した。
市教委によると、男性職員は昨春以降、女子生徒と手紙やメールの交換を始め、昨年8月下旬、校内の書類で女子生徒が高校見学に行くことを知り、同行したことが発覚。業務上知り得た情報の目的外使用に当たるとして、校長が「誤解を招くので生徒との個人的なかかわりはやめるように」と指導したが、その後も交際を続けたという。
昨年末、女子生徒の親が男性職員からの手紙を発見し、学校に通報。市教委が調べたところ、勤務中のメール送信をはじめ、本や文房具など計11点(約2万円相当)を買い与えていたことも判明した。
伊達達治教育長は「今後、職員の服務規律を徹底し、再発防止に努めたい」とのコメントを出した。(増井哲夫)
(2012/01/06 23:05)
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