ヤマト運輸の西大阪主管支店(尼崎市中浜町)が昨年12月28〜30日、冷蔵扱いの宅急便の一部を、常温で扱っていたことが7日、分かった。
同社広報課によると、冷蔵扱いの荷物は通常料金より210〜610円高い。温度調節できる箱や、保冷設備を持つトラックで運搬している。28〜30日は寒波の影響で、地方から同支店に荷物を運ぶトラックが多数遅れた。同支店が、これらを臨時便で各営業所に配達する際、専用の箱などが足りなかったため、冷蔵扱いの一部を常温で運んだという。
同支店の配達担当エリアは尼崎、西宮、芦屋、伊丹、池田、吹田、豊中市と大阪市の一部。同社は個数を調査中といい、「利用者への返金も検討している」としている。
(2012/01/07 11:39)
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