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プロローグ~記憶の会合~
プロローグ

「・・・・・・ここは・・・・」

ときどき夢の中で見るこの世界。夜が支配するこの世界。
荒廃した草原が広がっている。
俺が今まで見る夢の中で、一番覚えている夢だ。

「・・・・・・・」

この世界は俺に何か関係あるのだろうか?
だとしたらここは・・・

「っツ!?」

後ろに気配を感じ、後ろに振り返る。
そこには白い装束に、黒いぼさぼさの髪をした青年がいた。


「・・・俺?」
「・・・・・・・・・」

そこに居たのは、俺と全く同じ容姿をした青年だった。
この夢の中に入るのは何度もあった。だが今までにこの人物は出てこなかった。

「・・・い・・・だせ」
「何を・・・何を言ってるんだ?」

その男の口が動く。何か話そうとしているが、よく聞き取れない。

「おも・・・・出すん・・・!!」

意識が段々遠のく、駄目だ!!まだ聞きたいことが・・・!!
俺の意識はそこで途絶えた。


Other side

「時は・・・近い・・・」

今はまだ時ではないのかも知れない・・・
だがいずれ彼には大きな運命が近づいている。
その時は俺が・・・




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