親不知子不知の紹介



天下の険、親不知・子不知はJR北陸線の青海駅〜親不知駅〜市振駅の三駅間、約15キロの総称で、古くは「寒原の険」とも呼ばれていました。

青海から親不知までが「子不知の険」といわれ、親不知から市振までを「親不知の険」と呼ばれて日本の背骨・飛騨山脈が日本海へガクッと落ち込んでいる所です。

昔は道がなく、海岸の波打ち際を歩くしか方法がない為、ここを通過するのに命がけの難所と全国に名を知られていました。


親不知・子不知 子不知の険を歩く
親不知の険を歩く
第二世代道を歩
親不知・子不知 (新潟県・糸魚川市青海町)
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<親不知・子不知>

親不知・子不知の海岸線も近年、海水の浸蝕が激しく通称”テトラボット”と呼ばれている「波消しブロック」で浸蝕を食い止めているが日本海の荒波の前では疑問符がつきそう
毎年、自然と人間の知恵比べの戦いを演じているようです。

コンクリート製のブロックを波打ち際に積み上げているため当然、景観や海の生態系など破壊されて見るも無残な「親不知・子不知」の姿となっています。
また、海水による浸蝕が激しい上に、風雪と荒波の為か断崖の崩落が起きています。

今回、出来る限り徒歩で近くまで行き、幾多の悲話が生まれた延喜古道「親不知・子不知」を紹介して行きたいと思っています。

 そして、二度とこれらの悲話が生まれないようにと、安全な道の開通に自己財産を投じ、すべて人力で創りあげた明治人の偉業北陸街道の「天険親不知」の道を紹介してゆきます。


尚、親不知・子不知を歌った岩河三郎氏作曲の「親しらず子しらず」(混声三部合唱曲)は「山の音楽(MIDI)アルバムの「あ行」リストの中に収録されています。

リンク集の中にもありますが「山の音楽(MIDI)」のMOMO様のご好意によりリンクさせて頂いています。