2012年 1月 6日
伊方原発2号機 来週検査入り
四国で唯一の原発、愛媛県の伊方原発には3基の原発がありますが1号機、3号機は定期検査で運転を停止しています。四国電力は伊方原発2号機が今月13日から定期検査入りすると発表しました。四国電力によりますと伊方原発2号機は今月13日の夜に運転を停止し、定期検査を始めます。原子炉や冷却設備などを点検し3月18日に送電を開始する予定ですが運転を再開できるかは不透明です。伊方原発は3基の原発で四国の電力供給の約4割を賄っていました。1号機と3号機は再稼働の見通しは立っておらず、2号機の停止ですべて停まることになります。電力の余力を示す予備率は2.5%になり、四国電力はほかの発電所の効率的運用と節電の協力を呼びかけることで安定供給を図ることにしています。

岡山県防災強化プロジェクト検討会議
大地震で古いため池が崩れた場合を想定してハザードマップを作るなど対策を進めることが岡山県の防災対策の強化を検討するプロジェクトチームの会議で決まりました。会議では県内のダムやため池の耐震性について検討しました。このうちため池は9783カ所と全国で6番目に多い上、400年以上たつものもあり、老朽化で崩れる危険性があります。報告では市町村が毎年行っている耐震性の調査に基づき、危険なため池から整備を進めるともに崩れた場合を想定してハザードマップを作成するなど今後の対策が打ち出されました。プロジェクトチームの会議は今回が最後で、これまで6回に渡って検討した内容をまとめ、防災計画の見直しに反映させることにしています。

3学期の始業式
岡山市内の公立の小・中・高校で3学期の始業式が行われました。このうち北区の伊島小学校では全校児童713人が体育館に集まりました。式では平野和司校長が「3学期は次の学年へステップアップする学期です。自分の夢や目標をしっかりと考えましょう」と挨拶しました。その後、教室に戻った児童たちは書き初めなど冬休みの宿題を提出し、学年の仕上げとなる学期に気持ちを新たにしていました。6日始業式が行われたのは岡山県内の公立の小・中・高校180校で今月10日までに県内全ての公立学校で始業式を迎えます。

四国最大級の合同企業説明会
来年春の就職を目指す学生を対象にした大規模な企業説明会が高松市で開かれました。今年は「短期決戦」がキーワードです。説明会には香川県内の企業を中心に全国から85社が参加し約2500人の学生が集まりました。大学3年生の就職活動は従来より2ヵ月遅い12月が解禁となりました。説明会を主催した就職情報サイト、マイナビによりますと8割を超える学生が「スケジュールが過密になり就職活動が大変になる」と感じているということです。不透明な雇用情勢に加え短期決戦となり、事前の準備がしっかりできているかどうかですでに差が出ていると言います。企業側にとっては真剣に取り組む学生を絞りやすい反面、乗り遅れた学生には長い冬が続きそうな今年の就職戦線。正月気分に浸る余裕はなさそうです。

全国高校駅伝準優勝の倉敷高校知事訪問
全国高校駅伝で準優勝を果たした倉敷高校のメンバーが岡山県の石井知事を表敬訪問しました。倉敷高校のメンバーが岡山県庁を訪れ石井知事に準優勝を報告しました。倉敷高校は34年連続の出場で準優勝は岡山県男子としては過去最高です。勝又雅弘監督は「みんなで力を合わせてたすきをつないだ」と振り返ったのに対し石井知事は「県民に喜びと感動を与えてくれた」と労をねぎらい、選手一人一人に記念品を手渡しました。倉敷高校は連続出場の記録を更新中で、35年連続を目指し今後も練習に励みたいと話していました。

「力強い警察」目指す 香川県警年頭視閲式
県民に信頼される力強い警察を目指します。香川県警の年頭視閲式が高松市で行われました。式には香川県内の警察署や機動隊などから約350人が出席しました。はじめに藤本隆史本部長が「県民の期待と信頼に応える力強い警察を目指し総力を挙げて取り組んで欲しい」と訓示しました。続いて警察官と白バイやパトカーなど車両28台が行進しました。香川県は去年、交通事故の死者数が人口10万人当たりで全国最悪だったほか子供や女性が被害にあう犯罪が多発していて県警は今年、交通事故防止や治安の改善などに重点的に取り組むことにしています。