Ｇ新人が入寮　ドラ１松本は１９３センチ　ノッポ左腕

　巨人の新入団選手１３人が６日、川崎市内のジャイアンツ寮に入寮した。ドラフト１位の松本竜也投手（１８）＝香川・英明高＝は「開幕１軍。早く東京ドームで１勝したい」と巨人では２００２年の真田以来となる高卒新人勝利を目標に。日本人左腕としては史上最長身に並ぶ１９３センチの男が、ビッグな目標を掲げた。

　スパイクのサイズは２９・５センチ。高校時代は「和製ランディジョンソン」の異名を取った逸材がプロ人生の大きな第一歩を踏み出した。父泰記さん（４５）が１８９センチ、母千秋さん（４６）も１６９センチの長身家系で育った松本。中学入学時は１６２センチだったが、その後はすくすくと成長し、つい最近まで背は伸び続けていたという。

　巨人の長身投手といえば身長２００センチの馬場正平（プロレスラーのジャイアント馬場時代の登録は２０９センチ）だが、松本竜は「大きい投手で目標にしているのはダルビッシュ投手。球界のエースになれるように頑張りたい」と素朴な口調で語った。原監督も「（１軍の）レベルに上がって来さえすれば、ピックアップしたい」と話しており、早期に１軍昇格のチャンスが回ってくる可能性もある。

　趣味は釣り。ソフトバンクからＦＡで加入したばかりの杉内と川口投手総合コーチも大の釣り好きで知られることを聞かされると「いつか一緒に行けたら」とニッコリ。偉大な先輩左腕２人と釣り糸を垂れる日も楽しみに、まずは８日からの新人合同自主トレに臨む。　（臼杵秀之）