中畑監督５８歳誕生日　アントキの猪木とお祝いだ〜

　ＤｅＮＡの中畑清監督（５８）が６日、自宅のある東京都調布市の市役所で行われた監督就任を祝うイベントに参加。この日が５８歳の誕生日だった指揮官は、アントニオ猪木のそっくりさんの「アントキの猪木」、ヨン様の物まねで有名な「ぺよん潤」と軽妙なやりとりを行い、自らの誕生日を祝った。

　中畑監督が急きょ壇上に上げたアントキの猪木が叫んだ。「絶好ちょうふ（調布）！　１００％中畑清の力をぶつけてください。頭に（ベイスターズの）星を飛ばして下さい！」。大笑いした中畑監督は、思い切り“猪木ビンタ”を食らわした。さらには一緒に「１、２、３、ダー！」と唱和し、元気を振りまいた。調布市内に住むぺよん潤とも掛け合いをして詰め掛けた市民を喜ばせ「本当に急きょ出てもらったんだ。お客さんも喜んでくれてよかったね」と目を細めた。

　調布市内のＦＭ放送に出演する２人とは旧知の仲。夜遅くに合流する予定だったが、中畑監督が急きょ舞台に引っ張り出した。司会をしていた市役所の職員も「予定になかったのでびっくりです」と目を白黒だったが、見事な采配だった。

　３６年間調布に住む中畑監督は、少年野球に協力したり、寄付を行ってきており、その縁で子どもたちも駆けつけた。壇上に上げ「プロ野球選手を目指せ」と激励した。中畑監督は「球団の垣根を越える人気を感じてうれしい。横浜ＤｅＮＡを応援してね」と勧誘。調布市から「宣伝本部長」にも指名され、笑顔が絶えなかった。（後藤慎一）