JR大阪駅:「駅ナカスーパー」西日本最大級 来年度にも

2012年1月3日 10時48分 更新:1月3日 17時58分

 JR西日本は12年度にも、JR大阪駅構内の1階に約4500平方メートルと西日本最大級の「駅ナカ」施設をオープンする方針を明らかにした。スーパーやコンビニ店、弁当売り場など旅行・通勤客らが日用品を手軽に買える「駅ナカスーパー」を想定しており、百貨店と専門店街で構成する「大阪ステーションシティ」を補完する計画。日用品から高級品まで網羅する商業拠点としての大阪駅を完成させ、収益の安定を図る。

 11年3月に閉店した後、空いていた桜橋口(西口)の商業施設「ギャレ」跡地につくる。スーパーやコンビニを中核とした小売店を設けるほか、弁当や総菜、土産物、旅行代理店などを集約する。駅構内にある立地を生かし、外国人を含む観光客や通勤・通学客の利便性を高め、ワンストップで買い物できるようにする。JR西の駅ナカとしては、宝塚駅(約830平方メートル)や、新大阪駅(約440平方メートル)などを大きく上回る最大級の規模となる。

 JR各社の駅ナカビジネスとしては、JR東日本が07年、立川駅(東京都立川市)に全国最大級の1万1500平方メートルに98店舗を集めた「エキュート立川店」を開業させて集客に成功しており、JR西も追随する。

 開発に伴い、駅南口の旅行代理店などがある仮設店舗「トラベルコート」、飲食店などがある仮設店舗「フロートコート」は撤去する。跡地をタクシー乗り場などに整備し、駅南の玄関口としての機能を高める。【新宮達、植田憲尚】

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