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国際
台湾高速鉄道、追突事故の中国企業と提携 日本、技術流出を懸念
2012.1.6 18:29
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新幹線中枢部を公開
同センターは、日本などから提供を受けた列車制御装置など信号システムが集積した新幹線技術の心臓部で、外部技術陣への公開は異例のことだという。
10月には台湾高鉄側も中国遼寧省瀋陽を訪れ、中国通号に独シーメンスの電力機器に関する技術協力を仰いだ。中国高鉄の一部車両は同社が技術供与した。
産経新聞社の取材に台湾高鉄は「(覚書)署名は事実だが詳細は公表できない」(広報担当者)と説明。中国通号側もホームページ上で署名式の写真などを公表しているが「取材には応じない」としている。
台湾に新幹線技術を輸出した日本企業連合で信号システムを担当した京三製作所(横浜市)は「容易に中枢技術の模倣はできないはず」と話すが、当時の連合の主要社だった三菱重工は「契約には転売や公開を禁じる項目もあり、信号システムなどの技術資料まで公開されたなら、何らかの対応を迫られる」(広報担当者)としている。
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