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ソフトバンクグループ、1月から全社員2万6000人がGmailに移行
営業支援システムとの連携も

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2011/12/9 23:00
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■営業支援にも活用

 費用対効果をさらに高めるため、追加料金が発生しないGoogle Appsの他機能の利用も進める。Google Appsには電子メール以外にもカレンダーやファイル共有、社内向けウェブサイト作成、簡易アンケートなどの機能がある。これらの活用も加えて、既存のグループウエア・ファイルサーバーから置き換える方針だ。Google Appsの一機能として法人向けに提供開始されたSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の「Google+」の利用も今後検討する。

 例えば、法人向けを中心とした直販営業部門(約1500人)では、2011年12月までに既存の営業支援システム(SFA)とGoogle Appsのカレンダー機能を連動させる機能を追加で開発し、利用を始めた。SFA上で商談の日程や進捗状況を入力すると、自動的にカレンダー上に転記され、上司は部下の商談日程や状況を一目で確認できる。

 部門では、簡易アンケート機能もよく使われている。ソフトバンクは営業施策展開のスピードが速く、新製品やサービス、販促企画や報奨制度の変更が頻繁にある。「新製品への引き合いはどのくらいありそうか」「この販促企画は売りやすそうか」といった感触を営業担当者に尋ねる場合、以前は電子メールや表計算ファイルに入力してもらったものを集約・集計していたが、現在はGoogle Apps上でアンケートを取るようにしている。ソフトバンクテレコム営業推進本部営業戦略統括部システム企画部企画プロセス課の内山敏課長は「アンケートの配布から集計までGoogle Apps上で自動的に処理でき、多くの手間が省けるようになった」と話す。

 Google Appsと既存システムとの連動機能などは、ソフトバンクモバイル・ソフトバンクテレコムの情報システム本部が中心となって自社開発した。

(日経情報ストラテジー 清嶋直樹)

[ITpro 2011年12月8日掲載]

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