4月に入って、日本ではアニメの新番組が続々と登場したわけですが、今期なんといっても目を見張るのが、少女マンガが原作となっているアニメ作品の多さでしょうか。
(あいかわらず萌えアニメの本数も多そうですが…)おそらく、満を持して登場したのが「NANA」、それに対してダークホース的に登場したのが「桜蘭高校ホスト部」ではないかと思われます。
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日本国内では「NANA」と言えば、メガヒット中のメガヒット作。このタイトルを聞いた事がない、という人はいないでしょう。ところが、アメリカではまだあまり知られているタイトルではありません。
2005年創刊のShojo Beat(VIZ Media刊)という少女マンガ雑誌で連載が開始されたばかりの、まだ無名タイトルと言えます。「桜蘭高校ホスト部」(以下、ホスト部。VIZ Media刊)も同じく、こちらでは2005年に単行本直でリリースが開始されています。
私は最初「ホスト部」と聞いていかがわしいイメージしか湧かなかったわけですが…皆さんも、そうでしょ?(笑)
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「NANA」は同じ名前を持つ2人のナナが、同時に上京し、様々な出来事に直面して乗り越えていく、という青春ドラマ。もちろん、ストーリーの中心は恋愛模様です。(なかなかくっついたり離れたり、と忙しいのです。笑)カテゴリーとしては恋愛ドラマ。
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「ホスト部」は金持ち学園で学ぶ奨学特待生が、ひょんな成り行きで美形ぞろいのホスト部の部員になる、というコメディタッチの作品。
すでにアニメ本編でも「ラブコメ」であると宣言していますから(笑)、ラブコメであることは間違いないでしょう。
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ここで一言: |
「ラブコメ」は和製英語です。Love comedyと言っても英語圏ではほとんど通じません。こちらでは正しくはRomanticcomedyとなります。また「恋愛ドラマ」も、Romanceとなります。後述の「メロドラマ」はSoap Opera。昔、午後のメロドラマ放送のスポンサーが石鹸会社だったことから、こう呼ばれているのだとか。
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という訳で、この2作品とも北米市場では新タイトルとしてスタート地点は同じです。それでは、アメリカ人はどちらを好み、見たがるのでしょうか?
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答えは、ラブコメです。
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