ども、ロミです!
おかげさまで大勢の方にこの”海外「ANIME」「MANGA」100の質問”を読んでいただけているようです。すでにコメントや感想などもいただいており、とても嬉しく思っています。
ではでは、はりきってまいりましょう!
第一回目は大阪に住む大学生の方からの質問です。
竹花さんからの質問:
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僕は趣味で海外版の日本アニメのDVDを集めているのですが、アメリカのDVDは現地のテレビで放送されたものが収録されているのですが、アジアの場合、テレビで放送されたものと、ソフトで発売されたものとが違う会社の別のスタッフで製作されたものであることが多いです。どうしてですか?
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すみません!実はアジアの事情について詳しくないので、あまり確かなことは言えません。最初にあやまっておきますね。(いきなり難易度の高いご質問で…でもがんばります。^ ^;)
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これはあくまでも推測の範囲内での答えです:
おそらく別のスタッフだったということは、ビデオグラム化権とテレビ放映権がバラバラに販売されていたことが考えられます。
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わかりやすい例でいうと日本でブルース・ウィリス主演の「ダイハード」をテレビ放映したとき、テレビ朝日で放映されたバージョンと、フジテレビで放映されたバージョンとは、声優が違っていました。
ブルース・ウィリス演じる主人公ジョン・マクレーンの声は、テレ朝バージョンが野沢那智さん、フジが村野武範さんがそれぞれあてていました。(関東ローカルネタですケド…)
また、DVDの吹き替え版も、この二人とは違う樋浦勉さんという方が声をあてています。日本でもこういうことはあるんですね。(私がこの例を引き合いにだしたのは、フジでブルース・ウィリスの声が野沢那智じゃなくて「アレ?」と思ったからなんですが…笑)
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海外に作品が販売されるとき、いろいろな権利が一緒に売られる場合と、細かく分けて売られる場合があります。テレビ放映権とビデオグラム販売権(ビデオ、LD、DVDなど)が別々に売られた場合、買った方はそれぞれでローカライズ(現地版制作)しなければなりませんよね?
DVDマスターをつくる際に、先にテレビでオンエアされていたならば、テレビ版のものを使うこともできますが、これはテレビ放映権所持者と交渉しなくてはなりません。
もちろん契約を取り交わして使用料を払わねばなりませんから、だったらDVD版は新たに作った方が手っ取り早い、という判断だったのかもしれません。
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逆に、テレビ版でなじんだキャスティングをそのまま他にもってくる場合もあります。例えば、「カウボーイビバップ」のテレビシリーズはBEI(バンダイエンタテインメント)が現地版制作と配給をしていますが、TVシリーズ終了後に制作された劇場版「天国の扉」はソニーピクチャーズが米国での配給元です。
劇場版の吹き替え版制作は所有権を持つソニーピクチャーズがおこなったのですが、キャスティングはどうしたかというと、テレビシリーズの声優たちをそのまま引っ張ってきています。(え?でもエンドロールでは声優の名前が違うって?その説明はまた別の機会に…)
ファンはカートゥーンネットワークで放映されたビバップの声に馴染んでますから、劇場版でもオリジナルのキャスティングを望む声は多かったようです。掲示板などでは「声が違ったらどうしよう!?」という心配の声もあがっていました。
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というように、テレビ、映画、DVDはそのメディアの権利保持者が現地版制作の采配を振り、出来具合もそれによって左右されるわけです。権利争奪戦で誰が勝つか、というのはこちらのファンにとっては一番ヤキモキする、結構重要なことなんです。
「ああ〜、自分の好きな作品が、あの配給会社に渡っちゃったよ〜!!」と嘆く声は、「ああ〜、自分の好きな原作が、あの制作会社でアニメ化されちゃうよ〜!!」という日本のファンの声と似ていますね。
そういったニュースに一喜一憂する姿は、どこの国でも同じです。
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ここで一言:
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それぞれの権利についてですが、英語ではこのようになっています。
テレビ放映権 TV broadcasting rights
ビデオグラム化権 videogram sales rights
インターネット配信権 internet streaming rights
出版権 publishing rights
音楽出版権 music publishing rights
マーチャンダイズ(商品化)権 merchandising rights
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最近では、インターネットでの作品の配信権、なんてのも取り沙汰されてますね。まだまだ整備されておらず、難しいところもあるようですが、今後重要な位置を占めてくるのは間違いないでしょう。
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| ではまた次回。 |
| Ciao, |
| Romy |
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