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にえガレのブログ

「捉われずに拘る」をモットーにしております。

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Author:にえ
「Nie's garage」略して「にえガレ」のブログへようこそ!

『捉われずに拘る』をモットーにやっております。

2ストローク色がやや強そうにみえるかも知れませんが、4ストロークも含め どのようなバイクに乗っておられる方にも見ていただけるように配慮しているつもりです。

少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

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2011.06
19
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車体の要はどこか?

1つはステアリングステムだと考えています。

ステアリングステムが働いているのは、旋回時だけではありません。直線を走っているときにもセッセと働いています。

魚が全身を使ってクネクネと泳いでいる姿を想像してみてください。例えとして適切じゃないかも知れないけれど、イメージとして、そんなに間違ってないんじゃないかなぁーと思っています。

『直進とは細かい旋回を繰り返した結果』なのですね。

言い換えれば、正しく旋回できないバイクは直進もままならないということです。
極めて極端な例ですが、ステアリングを完全に固定して真っすぐ走ることができるか…まぁ無理です。



もう1箇所の肝は…スイングアームのピポット付近だと考えています。

足回りの剛性をあげるために、より剛性の高いスイングアームを装着する人は少なくありません。
RZやRZRのオーナーさんの多くが、積極的にモディファイされるポイントでもあります。

でもね、ちょっと待ってください。スイングアームを支えているのはどこか?といえば、スイングアームピポットです。つまりは要ということです。

この場所、同じく要である、ステアリングステムとは違った状況があります。

軸がブレずに機能するためには、ステムの場合、トップブリッジとアンダーブラケットが広がらないことが重要です。
ステアリングステムの場合、ステムシャフトが中心となってはいるものの、上下を支える構造物がステムシャフトとは別に存在します。そう、フロントフォークです。
まぁ”三又”と呼ばれるの所以でもありますね。つまりは”ステムシャフトが『軸』として機能”するための剛性は十分確保されているということです。


一方、スイングアームピポットはどうか…。

軸の機能はシャフト付近のみが担っています。シャフトはその中心軸です。
軸であり、ピポット付近を構成する剛体でもあるのですね。つまりは両方の機能が必要だということです。

さて、軸が弱いとピポット(フレーム)が広がる力に負けてしまう。ピポットが広がると、スイングアームが左右方向に動いてしまいます。まぁ動くというのは極端かもしれないけど”傾向として”そうなるのは間違いありません。

ここでピポットシャフトにかかる力について考えてみましょう。

フレームに、しっかりとスイングアームが挟まれた状態では、シャフトへの力は”面”に対してかかるはず。シャフトの全長に対し、広い範囲で受け止めるイメージです。

ところが、フレームが広がり、スイングアームをしっかり挟めない状態になると、シャフトへの力は”線”になってしまいます。線というのは極端かも知れないけど、”局部的”だということです。
場所でいえば、スイングアームの端部ですね。現にシャフトを観察すると、端部付近だけ色が違ったり、酷いものだと磨耗してるものもあります。

このような状態でスイングアームがスムーズに動作するわけがありません。軸としての機能が担保されないということです。



ところで、このシャフトを高強度のものにしたからといって、フレームがガッチガチになるわけじゃないし、そこに狙いがあるわけじゃないんですね。

まず ”軸としての適切な動きが担保する”ことがありきだし、そのための強化だということです。

なんでこんなことをワザワザ書くか?!といえば、フレームをガッチガチにしてしまうと、RZシリーズと特徴であるしなやかさが損なわれる可能性があります。見ようによっては「デメリット」になりかねません。

ノーマルのRZの乗り味が好きな人にとって、ガッチガチになるのは不安があるはず。ですが、そういうことじゃないんだよ!ってことです。
軸というか…車体を司る中心部分にガタがでないようにし、適切な動作を確実にする”だけですから。しなやかさは損なわれないはずです。


繰り返します。”ノーマル派”にも不安なくご使用いただけると思います。狙いとしては、しなやかさは確保しつつ、嫌な動きは抑えられる…という感じでしょうか。

ハードに走らないから不要?!んー、そうでしょうか。

ここに入力されるのは、スイングアームやフレームからの力ですねー。

だけどそれだけじゃない。忘れちゃいけないのが駆動力です。常に掛かっています。
つまりハードに走らないからといって関係ないんだ…なんて理屈は成り立たないということです。


さてさて。一方の”カスタム派”にとってはメリットだらけですね。剛性の高いスイングアームをより強固に支えることになるのですからっ!

コンセプトを整理すると、
『スイングアームピポットの 軸としての機能を より確実にするため、高強度のピポットシャフトを採用し、ピポット付近の剛性を高める』という感じになるでしょうか。



私はRZの乗り味が好きですから、大きく特性を変えるつもりはありません。ノーマルの良さを活かして車体を作っています。

ですが、もう少しシャキっとして欲しいなぁ…であったり、時々みせる嫌な動きを軽減できたらいいなと考えていました。

そのために、例えばフロントのアクスルシャフトを高強度のものに変更しようか…なんてことも考えたことがあります。

ですが、順序が違うだろう!と思ったのですね。強化するなら車体の要がまずありき。そこから先の部分は、それから考えるべきではないかと。

ってなことで、スイングアームピポットシャフトの開発と相成りました。これが開発に至った経緯です。



どういうものになるのか?についてですが、アウトラインはできています。

まず使用する素材。SCM440の調質材です。いわゆるクロモリですね。

重要なのは調質材である点です。ひらたくいえば熱処理です。これをやるのとやらないとでは天と地ほどの差があります…。
そもそもSCM鋼は、熱処理を前提とした鋼です。未処理で使うものではありません。

ですが、熱処理をしたあとのSCM440は非常に加工がやりづらい。だから未処理の状態で加工したい。
ところが、加工したあとで熱処理をしたら…。シャフトのようなものは歪みによって変形してしまいます。使い物にならんわけです。

ということで熱処理したものを加工することになる。非常に固い素材だから加工は大変です。

まぁご心配には及びません。加工/製作を担当いただくのは、レデューサーでおなじみのマエカワエンジニアリングさんです。
前川さんの凄いところは、最新鋭の工作機械を駆使した加工技術だけではないんですね…。実は元トライアルのプロライダー。
つまりは、どのような使われ方をするのかを十分にご存知だということです。

さてさて、こうやって加工されたものを、表面処理します。表面処理はレイデント加工となります。
クロモリのような材料は、ヘタな処理をすると水素脆化してしまうので注意が必要です。その点、レイデント加工なら安心です。

あとは専用のナットも製作します。ここは、私のアイデアを加えて ちょっと贅沢な造りとする予定です。
別途詳しく書きたいと思います…と思ったら、まめしばさんがご自身のブログでネタをバラシしてしまった(笑)。



一定量を製作していただくつもりですが、在庫を抱えることは考えていません。

そもそも 「俺が欲しい」 というのが根本ですから(笑)

ついでだから「欲しい人がいるならご一緒にどうですか?」というノリです。ですから ”キャンセル、返品不可”の「予約制」とさせてください。
(ボーナスが出るまで待ってね!みたいなご要望があれば、ご相談には応じます)

気になる値段ですが、1万5千円前後に落ち着くと思います。(±3000円程度)

あまりにも高くなっちゃたら、私が買えません(笑)

え〜。ついでに書いておくと、今回の開発は「ファクトリーまめしばさん」と協調しながら進めています。
まめしばさんがオーダーするというので(RZではない車種です)、「ピポットシャフトやってみたかったんだよね〜(前段に書いた考えを述べた上で)。ちょっと俺のも作ってもらえんやろか?」とお願いしたことに端を発します。

「にえちゃんも前川さんとこと付き合いあるんだからさぁ、直接やった方が細かく詰めれていいんじゃね?!」なんてことになったんですねー。
(細かな話しはこれからです)

つまり…車種こそ違えど、広い意味でロットがまとまるから”このくらいの値段”設定にできるということです。うちからRZ用だけの製作を依頼したら、ウンと値段はあがります。
こういう事情もありますからセカンドロットがあるかどうかは今後のニーズ次第ということです。確約はできません。

あるかも知れないし、ないかも知れない…。

ご予約は、メールをくだされば、対応させていただきますm(u u)m
nie_gare@ybb.ne.jp

ご連絡の際には、お名前、ご住所(および郵便番号)、お電話番号を添えていただきますようお願いします。



RZR用も検討したいと思います。これは数量次第です。予約を前提とした希望者がいらっしゃればご一報ください。
なお、数量が確保できなければ、製作はできません。この点はRZ用と異なる点です(RZは数量がまとまらなくても製作する⇒そもそも自分用だから)。予めご了承願います。

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