食べて応援しよう!農山漁村女性活動支援即売会の開催
食べて応援しよう!農山漁村女性活動支援即売会の開催
今回の東日本大震災では、農林水産業で働く多くの女性たちが、地震と津波で大きな被害を受けました。また、原発の影響を受けている地域では、避難生活を余儀なくされているだけではなく、風評被害で販売価格が激減しているという状況もあります。
こうした困難な状況の中、それでも女性たちは、前向きに歩み出そうとしています。また、被災県でも比較的被害の少なかった地域の女性たちは、いろいろな形で支援活動を行っています。このような女性たちを少しでも支援したいとの思いから、女性・生活協会は、昭和女子大学との共催で、6月25日(土)、昭和女子大学学生ホール(東京都世田谷区)において、「東日本大震災復興支援 被災地の農山漁村女性が作った食べ物を買って・食べて応援しよう!農山漁村女性活動支援即売会」を開催しました。
これは、被災地の女性たちが作った農産物や海産物を女性・生活協会が中心となって取り寄せ、それを昭和女子大学の学生さんたちが販売し、その売り上げを被災地の女性たちに戻すことで、復興に取り組もうとしている女性や被災地で支援を行っている女性を直接支援しようとするもので、まさに関係者の「食べて応援しよう!」との思いをこめて行われました。
当日は、岩手県、宮城県、福島県、千葉県、茨城県から、農産物、海産物、加工品などが寄せられました。辛うじて津波をまぬがれた味噌や海苔、女性グループの協力で調えられた新鮮な野菜など、どれも生産者である女性たちの思いが伝わってくる、貴重な品々ばかりでした。岩手県からは餅付き隊も駆けつけ、餅つきで会場を盛り上げました。
学生さんたちは、当日の販売だけでなく、販売価格の検討や販売場所のレイアウト、チラシ・看板づくりなどを担当し、若い感覚を生かしながら、精一杯支援活動に取り組んでくれました。販売価格の検討にあたっては、学生さんたちは、実際にスーパーへ足を運んで商品の販売価格を確認したり、インターネットで類似の商品を調べたりして熱心に研究してくれたとのことです。
即売会には、昭和女子大学の保護者の方々、学生、関係組織や機関の方々が来場し、被災地で生産された多くの品物をお買い上げいただきました。
こうした支援の輪が広がって、被災地の女性たちを少しでも力づけることができればと、願っています。
参考リンク:農山漁村女性・生活活動支援協会
昭和女子大学
はっぴいウーマンネット
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