上司を監禁するなどしたとして、社署は4日、姫路市花田町一本松、兵庫教育大職員、山本哲也容疑者(46)を監禁と強要容疑で逮捕した。
容疑は昨年8月22日、待遇上の不満を理由に上司の学術情報課長(49)と課長補佐(51)を加東市下久米の同大付属図書館長室に午後1時半から約3時間監禁し、「土下座しろ」などと強要した、としている。暴行などはなかったという。山本容疑者は「(図書館長室の)鍵はかけたが2人の了解を得ている」と容疑を否認しているという。署は同日、大学側の110番通報を受け、捜査していた。
大学によると、山本容疑者は89年4月に事務職員として採用され、教務・施設・学生の各課で勤務。08年2月から現在の課で働いていた。
加治佐哲也学長は「本件は決して許されるべきものではない。大学としても調査を行い、厳正な処分を考えている」とのコメントを発表した。【渕脇直樹、小泉邦夫】
〔播磨・姫路版〕
毎日新聞 2012年1月5日 地方版