【動画】工場で爆発音、大量の黒煙 千葉のJFE東日本製鉄所 |
6日午前10時10分ごろ、千葉市中央区川崎町のJFEスチール東日本製鉄所千葉地区で爆発音がして、コークス炉周辺から大量の黒煙や炎が上がった。千葉市消防局などによると、炉の近くにいた30代の男性作業員1人がめまいを訴え、救急車で病院に搬送された。また、中央区内の小中学校3校が15〜30分程度下校を見合わせた。
千葉県警や同社によると、爆発音の直前に地区内の東工場で停電があった。この停電により、コークス製造時に炉内で発生する黒煙や一酸化炭素ガスを吸引する設備が停止。毒性のある一酸化炭素ガスが炉内に充満するのを避けるため、ガスに点火して二酸化炭素ガスにしてから放出する作業を行ったという。県警は、点火の際に爆発が起こった可能性が高いとみて調べている。
JFE東日本製鉄所の敷地内では昨年12月に子会社の硫酸タンクで爆発事故があったほか、その4日後にもグループ会社の倉庫が全焼する火災が起きている。