藤村官房長官は6日午前の記者会見で、女性皇族が結婚後も皇室にとどまって皇族の身分を維持できる「女性宮家」創設の是非について、2月から有識者へのヒアリングを始めると正式発表した。結果を受け、内閣官房が皇室典範改正の素案を取りまとめる。
月に1、2回実施する予定で、有識者はこれから人選する。皇位継承問題とは切り離し、女性宮家問題に絞って検討する。
宮家を創設できる女性皇族の範囲を天皇の皇女や孫である「内親王」に限るかどうかや、女性皇族と結婚した男性、生まれた子どもを皇族とするかどうかが論点になる。現行の皇室典範は女性皇族が結婚した場合は皇籍を離れると規定。