2012年 1月 5日
香川県が地震・津波被害の見直しへ
想定される最大級の地震に備え、香川県は被害想定の大幅な見直しを進めます。専門家で構成する委員会の初会合が開かれました。委員会は地震や津波、地質工学などの専門家7人で構成され委員長に香川大学・危機管理研究センターの白木渡センター長が選ばれました。国が今年6月頃にまとめる被害想定を踏まえつつ、県の地域特性などを反映させた独自の被害想定を作ることが目的です。内閣府の有識者会議が先月、東海から四国沖の海底にある、「南海トラフ」で起きる巨大地震の震源の想定範囲をこれまでの2倍に広げたことを受け、委員からは「液状化の危険度はこれまでの想定より高くなる」などの意見が出されました。委員会は来年度中に被害想定結果をまとめ、それを受け県は地域防災計画の見直しに取りかかります。

水産物の初市
岡山市の中央卸売市場で水産物の今年初めてのセリが行われました。市民の台所も本格的な1年のスタートです。午前4時半、セリ人の威勢のいい掛け声とともに瀬戸内海で獲れたタコやタイなど新鮮な海の幸が次々と競り落とされていきました。取引量は去年に比べて9トン少ない105トンでしたがこのうちサワラは入荷が半減しました。海水温が高い状態が続いた影響と見られ、価格も3割ほど高くなっているということです。岡山市中央卸売市場では5日から青果の取引も再開され、市民の台所に活気が戻りました。

寒さに耐えて…寒稽古始まる
厳しい寒さに耐えて心と体を鍛えます。柔道と剣道の寒げいこが5日から岡山市で始まりました。まだ暗い午前6時会場の岡山武道館には5歳から70代まで柔道と剣道の愛好家約300人が集まりました。この寒稽古は厳しい寒さの中で心身を鍛えようと毎年行われているものです。岡山市は朝の最低気温が氷点下0.2度と冷え込みましたが寒さを吹き飛ばす気合の入った掛け声が響き渡り、会場は熱気に包まれていました。寒稽古は今月9日まで続けられ、最終日には鏡開き式が行われます。

年末年始人出まとめ
年末年始に岡山県内で初詣や行楽地へ出かけた人の数がまとまりました。前の年に比べ7万人増え、135万人余りとなっています。岡山県警によりますと、大晦日と正月3が日の4日間に岡山県内12か所の神社仏閣や行楽地を訪れた人の数は、135万1000人で、前の年に比べ7万人増えました。このうち最も多くの人が訪れたのは、岡山市北区の最上稲荷で前の年より1万1000人増え、58万1000人、次いで倉敷市の由加山の36万7000人、浅口市の金光教本部の7万6000人となっています。行楽地では、後楽園が前の年に比べ9000人増え2万3000人となりました。人出が増えた要因について岡山県警では年末年始にかけて天候に恵まれたことなどが影響したと見ています。