自治体や多くの民間企業は4日が仕事始め。新年にあたり首長らトップが年頭のあいさつや訓示をした。【畠山哲郎、塚本恒】
泉田裕彦知事は、県庁で県職員約270人を前に「今年は日本全体が復興に向けて力を注がねばいけない年で、光と希望を作り上げていくことが求められる。多くの県民が希望を持てるような行政を進めていただきたい」とあいさつ。福島第1原発事故の避難者対応に引き続き取り組むよう求めた。
また、「今年は国全体の中で地域主権をどのように進めていくかが大きなテーマになる」と述べ、県と新潟市の二重行政の解消などを目指した「新潟州構想」の検討を進めることに改めて意欲を示した。
県警の大庭靖彦本部長は、県警本部で警察官ら約250人を前に年頭の訓示をした。大庭本部長は昨年の東日本大震災や新潟・福島豪雨に触れて「これまで以上に災害など緊急事態へ向けた危機管理が重要となった」と述べた。
また、昨年の交通事故死者数が133人と前年比7人増となったことについて「道路交通の安全にまだまだ課題がある。飲酒運転も根絶していかなくてはいけない」と話した。
毎日新聞 2012年1月5日 地方版