◎おすすめコラム

◎日本人と中東感

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マスコミで働く筆者が中東ニュースを考察します。

イスラム教のもつ悪いイメージ

イスラム=悪ではない

今の日本では自爆テロということばとイスラム原理主義という言葉が常にセットで使われている状態なので、 イスラム教もアラブ人も中東もみんなテロリストで血の気の多い民族だと思っている人も少なくありません。

その一方で中東の幸せな側面や、今の現状の原因を詳しく分かりやすく説明するメディアはそう多くはありません。

中東の隠された魅力

アラブ人という人種は世界一のホスピタリティーを持っているとされていることや、 なんといっても、彫りが深く美人が多く、また男性は体の大きな人が多く背が高いことが多いことなど知っている人はなかなかいません。

なんだそれだけか、と思うなら日本のいいところを思い浮かべてみてください。個人的には十分過ぎる気がします。

"ナイナイ岡村が入院"的なニュースはこない

ろくなニュースがこない

今の日本に中東のニュースの現状はというと、 例えば”余りの猛暑にアザラシも夏ばて”だとか”ミスベイルート最終選考10人が決定” などのニュースは間違いなくきません。(トピックスは今勝手に考えました)

自爆テロとかばかりか

そんな一般的なニュースはほぼ皆無の中たまにくるニュースといったら ”ヒズボラの自爆テロで10人死亡”や”深まる宗教対立 殺し合いの連鎖”など やたら物騒な言葉であおられた、しかし実際に悲惨な事件です。

マスメディアが操るのか?それとも

国際ニュースに注目する

中東から目を離し、ニュース欄の国際カテゴリに注目してみると、掲載されるニュースの8割がたが中国、韓国、北朝鮮が占めます。 残りの2割は大抵がアメリカ、そして一日に一個くらい世界のどこかで起きるビッグニュース、例えば首相が変わったとか、自然災害や大きな事故事件です。

テロばかり起きる中東

中東地域のニュースはこの”一日に一個くらい世界のどこかで起きるビッグニュース”に含まれ、 確かに自爆テロとか支援船拿捕とかなになに?と注目を得れるニュースなのだと思います。

ニュースの持つポテンシャルとは

マスコミの仕事に関わるものとして

不謹慎なことを言うようですが、中東で今起きていることはニュース的にはポテンシャルが高く、読者の興味を大いにそそる内容であると思います。
なぜならニュース内容の持つポテンシャルが半端ないからです。

人々が興味を持ちやすい三本柱

世の中にはいろんな人がいてそれぞれが色んな興味や関心を持っていると思います。民主が今後どんだけ支持率を落とさずにやっていけるかに興味ある方や、 日経平均は必ずチェックする方、IT、好きな芸能人、色んな方向がありますね。

それらを全て踏まえたうえで、報道にかかわり、多くの読者視聴者を意識するようになり気付かざるを得ないないことが一つあります。

エログロ悪口がどれだけ人々の注目を得ることか。マスコミ関係者でこの”ポテンシャルの高さ”共感する方は多いと思います。

中東ニュースの持つポテンシャル

うまく使いきれてない言葉たち

誤解を恐れずに簡潔に言うなら”自爆テロ””報復””国交断絶”これらのもつ言葉のポテンシャルが高いのです。
こんなにポテンシャルの高い言葉があふれる中東ニュースは日本のあふれるニュースの海でも十分戦っていけるはずなのです。

それがなぜここまで日本にとって縁遠い話になってしまったのか。それはナイナイ岡村の入院には多少の興味はもてるが、 名前も分からない芸能人の離婚、死亡記事に何の感慨も持たないのと同じことです。

地理的にも心情的にも遠い

では、中東はそんなに遠いところなのでしょうか。続く・・・(更新を待ってください。)

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