◎パレスチナ側から
◎衝撃の分離壁
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分離壁とは
分離壁はなにとなにを分離するのか
分離壁とはイスラエルが1967年の第三次中東戦争で決められたパレスチナ暫定自治区との国境線（ いわゆるグリーンライン）を超えたところに新たな国境として勝手に建設を進めている壁のことです。
この「分離壁」によって、豊かな水資源と農地に恵まれた重要な資源の宝庫で、経済的にも常に重要であったパレスチナ側の地域が、壁の外側に置かれ事実上イスラエルのものとなっています。
何がパレスチナで問題なのか
現実に、イスラエル人とパレスチナ人の一人当たりの使える水量は何倍もの差がついています。この壁は、パレスチナ人や物資の流れを 物理的に極力制限するもので、彼らの日常生活や社会の機能を著しく妨害し破壊しています。
イスラエルの本音と建前
壁はテロ防止のため？
イスラエル側の理論では、この壁はパレスチナ人の自爆テロを防ぐためになくてはならない物理的な壁であるそうですが、それならグリーンライン上に作ればいいものです。
壁が壊すパレスチナ人の日常
壁建設の真の狙いは、経済、文化、 教育などあらゆる生活基盤を破壊することにあると言われています。こ うして生活を壊すことで、パレスチナ人の人口増加を抑える目論見もあ るようです。
国連決議や国際司法裁判所でも、壁の建設を中止するよう に勧告しているのですが、アメリカの援助と保護の下、イスラエルをそれを無視して建設を続けています。