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【スポーツ】

小塚 世界選手権で4回転3回

2012年1月6日 紙面から

中日体育賞を受賞し、トロフィーを手にする小塚=名古屋市の日本ガイシアリーナで

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 昨年最も活躍したアマチュアスポーツ選手に贈られる中日体育賞の贈呈式が5日、名古屋市南区の日本ガイシアリーナで行われ、フィギュアスケートの小塚崇彦(22)=トヨタ自動車=が受賞の喜びを語った。3月にフランスで行われる世界選手権では4回転ジャンプをSPに1回、フリーに2回入れるといい、銀メダルだった昨年の世界選手権超えを誓った。

 過去25人の歴代受賞者を確認していくうちに、小塚はその賞の重みをさらに実感したという。第1回が「アジアの鉄人」と言われたハンマー投げの室伏重信。瀬古利彦、有森裕子、高橋尚子の名もある。フィギュアでは伊藤みどり、浅田真央、そして安藤美姫。「世界のトップアスリートばかり。すごい人たちが受賞している。ぼくでいいのかなと思います。とにかく光栄です」と受賞の喜びを語った。

 評価されたのは昨年4月にモスクワで行われた世界選手権での銀メダル。ところが今季が始まってから、小塚は長い不調に悩まされた。靴が合わず、シーズン前半は納得のいく滑りがまったくできなかった。光明が見えたのが12月の全日本選手権。優勝した高橋には及ばなかったが、今季初めて手応えをつかんだ滑りができた。

 「(靴が合うようになったので)練習をしっかり積めば、ちゃんと結果が出るようになった。3月の世界選手権(フランス)では一段も二段もステップアップした小塚崇彦を見せたい」と意欲を見せた。世界の舞台では4回転を跳ぶのは当たり前。勝負は、それをプログラムにどれだけ織り込めるか。世界選手権ではSPに1度、そしてフリーでは2度の4回転ジャンプに挑戦する。もちろん日本人では初。世界でもパトリック・チャン(カナダ)らわずかな成功例しかない。まずは28日から地元・愛知県で行われる国体で腕試し。小塚が、世界レベルの滑りに挑む。 (青山卓司)

 

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