名古屋グランパスのMF小川佳純(27)が5日、東京都内で出身クラブの三菱養和SCの初蹴りに参加した。昨年J1で全試合に先発した小川は「クラブW杯出場」と新年の誓い。目標達成のために、シーズン前から重大な任務を請け負う。
1月下旬からブラジルで闘莉王とともに自主トレを予定。同国のボタフォゴが食指をのばす闘莉王を日本に連れ戻すのが小川の役目。「いなくなったら困る。絶対、一緒に戻ってきますから。たぶん、大丈夫だと思いますよ」と、契約が残っている闘莉王の残留を信じて疑わない。ブラジルでは移籍報道でにぎわうが、現状では進展なし。不測の事態に陥れば、選手会長の小川が説得役に回る可能性もある。
昨年は優勝した柏に勝ち点1及ばず2位。一緒に初蹴りに参加した柏FW田中にクラブW杯出場では、先を越された。15歳までプレーしたピッチで、今季からグランパス入りするFW田鍋らと約2時間、ゲームを楽しんだ。「こいつもよろしくお願いします」と後輩思いの小川。先輩・闘莉王のガード役も買ってでて、2月5日の始動前から、精力的に動き回る。 (木本邦彦)
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