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地方
連続不審死・木嶋被告裁判 最長の100日任期、裁判員辞退希望者が続出
2012.1.5 21:17
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首都圏で起きた男性の連続不審死事件で、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判で、裁判員を選任する手続きが5日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で行われた。初公判は10日で、判決予定は4月13日。死刑求刑の可能性がある事件で木嶋被告が無罪を主張していることや、判決の言い渡しまで100日と過去最長の任期となることから、辞退希望者が続出。裁判員への大きな負担が予想される。
今回の裁判では、木嶋被告の知人男性3人の死亡については共通点が多いことなどから、同じ裁判員がすべての事件を担当する「一括審理」となった。
木嶋被告は3件の殺人罪で起訴されたほか、詐欺や窃盗などの事件でも起訴されている。木嶋被告は初公判で詐欺の一部は認めるものの、殺人や窃盗などに関しては無罪を主張する方針とみられる。
地裁は今回、長期審理で辞退者が多くなることを事前に想定。候補者330人を選定し、重い病気がある人などを除く249人に呼び出し状を送付した。
呼び出し人数は通常の60~70人に対して異例の多さとなったが、さらに辞退希望者が相次ぎ、出頭義務のある69人のうち61人が5日の選任手続きに参加。61人中27人が仕事などを理由に辞退し、裁判員6人、補充裁判員6人が選ばれた。
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