◎ 中川翔子さんのおばあさんが亡くなられたらしい。しょこたん自身が最近ネットで病気じゃないかと噂されたりもしているので、ただでさえ哀しい(それでも89歳まで生きられたのだそうだが)のに、尚更ダメージ来ないかと心配になってしまう。死んだしょこたんのお父さんとおばあさんは会えるんだろうけど、しょこたんつくづく体調回復して欲しいです。どんな時でも健康じゃなきゃ乗り切れないし、健康なのが一番なんだから。
しっかしそう考えると、ほんっとにしょこたんを紅白に未だに出せてないってのは、紅白もよくわからない。別に歌うのがガ●ナ系の曲じゃなくてもイイ曲は一杯あるんだからさ、ハガレン系とか。ここしばらくでしょこたん以上のアイドルなんていないだろって。AKBも今となっては人気あるかもしれんけど、しょこたんがいなければ今のAKB人気もないだろって。みんなでしょこたんを支えて欲しいよ。本当に。(2012_1/6)
◎ ていうかリアル寄りなのを描くと、今度は力を抜いて素で描きたくなるわけで。
今度はこんなの出ましたって感じ。ピアノをひく天使。性別不明。同じ器に男性格と女性格が入ってくるような・・・でもやっぱ女性かな。ギリシア風衣装を着てピアノをひく天使、みたいな。地球の西洋の天使なので、多分日本語は話せない。
天使というと頭の輪が付き物で、そういう天使も描くけれど、そうじゃない天使も有史前からいるわけで。目が大きいかなぁ。キャラとしてはこんな感じだろうけど、ノンストレス過ぎるか。キャラは立ってるよね。顔とか髪型とかもういじる必要なさそう。これは顔絵にしかなってないけどね。顔絵だけでイラストとして完成するなら、これで決定には違いない。
僕にとってのキャラが立ってるってのは、なんていうかキャラクターに邪な雰囲気とかがあると、立ってない、って判断になるんだよね。よく一般の業界人って、このキャラだと感情が乏しいとか言うんだけど、なら感情豊かなキャラってケンカしたり戦争したり簡単に他人に刀を向けるようなキャラなのか?って。
ちょっとした拍子で描いた紙を折っちゃったのがもったいない。清書するのに、トレス台で紙を使うか別の物を使うか・・・むしろピアノを描いてひかせるか?
右のイラストは「女性もしくは性別不明」だけど、下のイラストは完全に女性です。下のイラストのような女性が僕の萌えツボってわけではないんですが・・・一応女神様クラスなのかなぁ(※右の天使の主は、下の女神ではない。ヒエラルキーが別なので、偉さは比較できない)。
・・・恋愛や結婚の対象としてというより、信頼できそうな雰囲気あるよね。右のキャラクターも嘘とかつきそうにないし、信頼できそうなキャラではある。その辺、信頼できるかできないか?って、自分の女性観で一番大事な事なのかもしんない。 (2012_1/2扱いで)
◎ 新年です。でもまだ初日の出が来たわけではないので、本当は年明けはまだのような気がするんだけど、とりあえずおめでとうございます。紅白良かったね〜。紅組勝ったね〜〜(笑)。行く年来る年やカウントダウンライブや年の初めはさだまさしをザッピングで見てます。
大晦日なんだけど、あいも変わらずのんびりとテレビなど見てすごすつもりが、なんと自宅の台所のキッチンシンクの下から水が漏れてきて。何事か!って事でちょっとした騒ぎに。蛇口にお湯を供給しているチューブから水が噴出していて
下が水浸し。危険な事に、すぐ脇に食器洗い機のコンセントがあって、その箇所のブレーカーを落とすやら床をふくやら、で、ネジを締めようとしても堅くてしまらなかったり。なんとか家族Bが締めたけど。
で、某水道トラブル対応の方に治してもらったんだけど(大晦日で良かった!)、やっぱりこれは一般個人じゃ難しいよね。できるかもしれないけれど、やっぱり安心感が持てない。その方が言うには「1000件近く修理してきたけれど、こんなチューブを破って噴出してきてるのは初めてだ。」との事で。どうもお湯の温度設定が高く負担がかかっていたり、外を通ってる本管から自宅が近いので水圧が上がってそうなったのではないか・・・との事だった。修理はまぁ大変そうだったけれど、車に詳しかったり(昔は超有名野球選手の皆さんに車売ってたらしい)「相棒」ファンの方で、話してて楽しかったです。車と水道の配管って似てるのだろうか。なんか勉強になった。
そんなこんなも一段落つき、紅白見終わってもろ年越しうどん食べたり(越した後で年越しうどん)、いい感じです。でも結構テンション高いので、正月の夜も明けない内からオリジナルデザインのラフ結構進めたよ(^^) ピースピース♪ (2012_1/1)
(P.S. 左はミニスケッチブックに何も見ず描いた絵。なんだか顔の描き方が中期ギリシャ彫刻的というか。紙はミュシャの12ヶ月絵位小さいって事で。下の心鳥とはなかなか並ばない絵柄に思えるけど。これもこれで作品。色々描くのが正解。)
◎ いや実は立川シネマツーの映画「けいおん」のカウントダウンライブ上映に行きたかったんだけどねー・・・年末年始は家族と団欒したい主義なんで。彼女でもいれば違うんだろうけど。女性客が少なくて男ばかりだとなんだかなだし、音楽がけいおんの音楽だけじゃないらしいので(でもブリティッシュロックなどかかってるのではと期待もしてたんだが、それが音楽系じゃないオタクには評価分かれるらしい)。※右はこないだ見に行った時の1階ロビー内看板。
けいおん系の友達がいるでもなし、年末年始からナンパして一緒に映画楽しめる女の子作る年齢でもないしなー(疲れる!・・・ていうか別にロックイベントそのものってわけではないんだが。)・・・それでも、またライブ上映やって欲しいです。いっぺんどんなのか体験してみたい。サイリュームふりふりしたいじゃん? 気分は25歳ですよそうですよ!身体は言う事利かないけど!! (2012_12/31扱いで)
◎ Plume Feather 。和名「心鳥(こころとり)」。設定はほぼこれで本決まり。ペン描きで清書していなきゃ完成じゃないだとか、色塗られていなければ完成じゃないだとか、アニメや特撮で作品化できていなければ完成じゃないとか言っている馬鹿がいるが、線的にひざ下をどうしようかって位でそれ以外はいじるつもりないので、これで線としてのデザイン自体は完成。キャラになってれば完成。むしろ身体のラインの処理とちょっと変えようか、位。
天使界での年齢は地球人にして18歳くらい。初級天使の中級くらい。
目はなんていうか「紅眼のグー」パンフでの目の描かれ方に近いかもしれない(※視線、左右に動く)。
設定自体は、天使の変異体というか異体というか。いい事をすると頭の後ろに羽が一本ずつもらえて、羽の数が多いほど偉い。多分かなりの星を移動できる天使、だと思う。羽が下半身にしかない(おしりと太ももから生えている)のが特徴。
戦うのが目的じゃないのでヒーローというより、天使というのが正しい。
僕は「戦争のみを自己実現目的にした異星人は少ない」と思っているので、彼は基本的に戦う事はしません。ていうか天使なので、例えばある地球人とある異星人とを天秤にかけて、異星人の理が正しいなら、そっちを救うのが天使だ、と僕は思うし。まぁあれだよね、違う星の天災からその星の人々を助けたりとかね、そういう天使です。
(ていうか僕の誕生日はクリスマスイブなので、天使とか神とか女神とかはほぼライフワーク対象というか、描いて当然というか。)
漫画やアニメ作品として描かなくとも、イラスト化すればいいし。でも確かに僕のキャラクターなんだから。ジャンルは違うってだけなんだから。著作権は僕にある云々(笑)
とりあえず、地球人の人助けもするけど、他の星の人の人助けもするよ。と。彼の未来に幸あれ。(2011_12/30)
◎ 今年のクリスマスイブ=僕の誕生日も、まぁなんというか楽しく自宅で過ごしてました。おいしい夕食とケーキを食べて、あぁ幸せって感じ。右の写真は当日のケーキです。サンタの乗ったケーキなんですが、サンタがあまりにかわいいので・・・ケーキ食べ終わったあとでもカウンターに飾ったままです。だって食べらんないじゃん!
でもさすがに最近は身体がしんどくなってきて、結構病気がちになってきていて。やっぱり作品とか何か残したいよね。で、2年間は本気でやる事にした。基本的に業界とか同人界とは縁切ってる状態でも、これだけできるって事を見せてみたくなった。正直視力的に両目とも0.1ってのは結構厳しいので、本当は異常に集中する作業は半失明の可能性あってやりたくない・・・ってのはあるけれど。
ていうか、なんかアニメ・ゲーム・漫画を問わず、業界人や同人業界の連中がさ、僕に大して勝っただなどと妄想してるの、なんかムカついてきたので。そういう妄想してない人に対しては別にむかついてもないけれど。ジャンルが違うんだからさ。
それでもあまりクリスマス気分を感じていなかった気がするので翌日クリスマスに多摩センターノイルミネーションを見に行きました。こっちはこっちで毎年の事ながらめちゃくちゃ綺麗だった。リカページにも写真を一部載せてますが。センターツリーのふもとで各地元ブラバンが演奏してて、それがまた良くってねー♪
自分はアマチュアカメラマンでもあるので(カメコじゃないですよ;プロ業界目指す気はないが)、写真発表の手段は持ちたいんだけど、芸術写真を撮りたいわけで、共有とかしたくないんだよね。で、写真発表もサイトでやりたいんだけど、なんていうかここのサイトの容量の残量がねぇ・・・気にしだすと更新できなくなってくるよね。
クリスマスだぞ、誰かに手を差し伸べないのか!と2chの連中はいうだろうけど、やりたくなった事はやってるので。 (写真あとでUP 2012_12/30)
◎ ていうか北の将軍が死んで後を継いだ子息が超高速とかいきなり呼ばれていて、あぁファシズム的宣伝効果って奴だなぁと。すみやかに戦争起こされても困るんだが。むしろすみやかに和解と行きたいもんだ。
まぁ日本でもどこの国でも悪いやつほど天使だの女神だのを宣伝に使いたがるけれど。僕の事を攻撃してるような奴らも団体名やイベント名に使ってるよね。早いかどうかだけならまだましか。
大体子息が悪いかどうかなんてまだ判らない。戦争さえ起こさなければ前の将軍より名君と呼ばれる可能性だってある。戦争を起こさないってのも、国家努力ではあるんだろう。
ていうか僕も自分自身が超光速でありたいものだとは思ってるよ!当然!!(2011_12/30)
◎ 「ピングドラム」の感想の続き。まぁ・・・自分が先日のような感想を書いたのは、つまりアニメの海外向け展開やスタッフの状況などを考えると、そういう風になってしまう点で限界を超え得なかったのではないか、って気分があるからだけど、なんていうか、多分幾原氏たちスタッフとしては、冠葉に感情移入していて、晶馬はむしろ若い世代の少年青年代表であって(アニメ界のトップにいる人々は勝ち組だから、当然社会的弱者の気持ちには結局なる事は不可能だ)、結局陽毬の命が助かればそれでよかったんだろうな、という事なんだよね。ウテナの声優の川上さんがなくなったけど、彼女の件と震災の件が、相当このアニメに影響している。
ていうか、「運命の果実を分け合おう」というのは、つまり苦しみも悲しみも分け合おうという事で、震災後に結構多くの優しい人たちが実感したとは思う。でも結局人間は例えば同じ一人の女性を二人で分け合う事はできない。それを肉体的現実的にするなら、それはアイドルを通り越して、風俗かAVの世界だから。
運命をより広く分け合えると思うのは、つまりモモカや陽毬が「子供」で、どんなつらい運命も無制限に分け合えると思えるからだ。けれど・・・例えば僕なんかは「運命」がアイデンティティーを形づくっていると思っているので、アイデンティティーが分散するなら、それは選ぶ異性にとっては「誰でもいい」という状況を生み出すに過ぎない・・・って事なんだよね。偽物に偽サイトを作られたりしているので、僕はこの辺は実感できる。
モモカは次の世界に行くという。しかしそこは別に心が進化した世界ではなくて、結局は子供の彼女が見るスローな夢の世界だと思う。渡瀬先生は大人だから、そこには何があるか、当然知っている。運命が無際限に分散され拡散された後に残る世界は、つまり「誰でも同じ」という結論で、つまりもう何も今回の登場人物での「物語」はありえないのだ。個の区別があるからこそ物語(本?)の区別がある。彼が知っている事(苦しみが分散された後の個としての無意義化)を、おそらくモモカは知らない。子供は「苦しみがあっても分け合えればいいじゃない」と平気で思ってしまう。そして土壇場ではそれが人間の価値を決めるのも確かだ。大震災の極限状況でも同じだっただろう。でもそれは「空気」であって、誰かを特定・選択する理由にはならない。
ただ、大人や社会はそのゆがんだ状況を作る事も改変する事もできるわけで・・・本当に先生カップルがラストに言った通りなんだが。「子供を愛してあげることしかできない」と。改変する事を諦めるならその結論しかない。
そのことによってしか大人なんて赦され得ない。
なんていうか貧しいアニメーターや仕上げの方々は身につまされる話なのかもね。結婚すらできるかどうか子供も作れるかわからない経済状況の人達だって多いのだから。
尊いと言えば、尊いのだろう。
なんていうか、冠葉や晶馬が、命を二人の女の子(陽毬と荻野目さん)に与えた分だけ、若返ったのかなぁ(ていうか世界改変後の世界だから・・・多分生者ですらなく、小説の架空の人みたいなもので)、と考える事もできるかもしれない。それにしても、なんていうかセカイ系の世界改変ネタって多すぎるよなぁ。自分も書こうとした事はあるけれども。
その物語の結論が、登場人物の無償の愛の果実無き終わりなのは、それは渡瀬以上に、視聴者やスタッフが、登場人物の愛が実るのを拒んでいるからで、その点にはノーとしか言いようがない。
でも、晶馬が最後に荻野目さんに言ったセリフを聞くと、やっぱり幾原監督のセリフでもあるようには感じる・・・だろうか。
なんていうか、僕がこのアニメのラストでつらく思ったのは、自己犠牲的愛には結局甲斐がなく、誰もが衝動をかなえただけで、最初にプリンセスが言ったとおり「きっと何者にもなれないだろうお前達に告げる」という、その通りになってしまったって事だ。大人になり、レッテルが社会や他者によって付けられる事を、「何者かになる」とプリンセスは言ったのだろう。それが「陽毬を助けるには、君達が陽毬に命を与えるしかなく、また、大人の異性として陽毬の前に立たない事だ。」という意味だったのであれば、それは本当にプリンセスの言った通りで、寂しいよね・・・という事だ。 (2011_12/25)
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◎ 「輪るピングドラム」が終わった。なんていうか、幾原監督の作品って事で結構期待はしていたんだが、作画やデザインや声優や演出の方法論は良かったのだけど、根本的なテーマと主張の問題で駄作になってしまったというとんでもない作品だったんではないかと思う。ていうか、これは言わば登場人物たちのドグマが「輪る」作品であって、その輪を断ち切った所で実は誰も救われてないのであって。まぁ、自分が感情移入していたのは、晶馬だと思っていたんだけど、なんていうか進行していくとともに渡瀬ドクターになったり、なんか特定キャラクターに感情移入のしづらいドラマだった。衝動的に動くキャラクターに振り回されてしまうというか。
何て言えばいいのか、登場人物は華麗だったりかわいかったり、貧しさにもめげなかったり、色々それぞれあるわけだけど、結局の所幾原氏の悪い癖というか、「正義や悪とか別にどうでもいい事」的な展開になってしまって、結局動物的本能的な底の底にある部分に行ってしまったって感じなんだよね。こどもブロイラーのシステムが悪いとか、それは当たり前の事だし、それをくつがえす力のない社会を変えるってのは正しいことでしょう。
で、テロ行為は通俗感覚で言って悪い事なんだけど(それ以上におそらくこどもブロイラーは最悪システムなんだが)、その正しさにはさして目を固執して物語を作っていないというか、そのテロに走ろうとする冠葉を陽毬は助けようとして、結果選んでしまうわけだけど、そんな陽毬も元々晶馬は選べなかったとか・・・なんかgdgdしすぎていて感情移入しづらいんだよね。
ていうか、罪が晶馬と冠葉にあるかのような話の作りになっているんだけど、根本的に子供の頃のどちらにもさしたる罪はないわけで、何が悪いのかと言えば結局、「彼らが陽毬の兄を演じ続けようとした事」と、「話し合って陽毬をどっちが選択するか決めていない事」程度のものでしょう。
現代的には明らかに冠葉が悪い道に手を染めているので、そりゃまずいわけだが。
で、結局結論としては、荻野目姉のモモカが、本来、晶馬の運命の人だった筈で、でなければモモカが荻野目さん用に残したのがあの運命日記で、荻野目さんを助けられるのは晶馬だけだから、必然、陽毬を助けるのは冠葉って事になるだけで。陽毬が冠葉を異性として愛しているわけでもなく、荻野目さんが呪文発動させなければ晶馬が消える事もなかったし。・・・本当は、晶馬と陽毬がくっついたって全然構わないわけだよね。陽毬の寿命はまた別の問題。
そうならないのは、結局、その二人が、冠葉だのモモカだの荻野目さんだののドグマチックな力(大きな思い込みだったり暴力だったり)に振り回されている、もしくは晶馬がキガの会の事を知らされていないから、晶馬が陽毬を助けられる力を持てないだけであって。あらゆる意味で周囲の強すぎる衝動だの、物語上の社会システムの異常さなどに二人が振り回されてしまった、って感がある。
結局の所、渡瀬ドクターはこの物語では神的立ち位置で、モモカはなんというか、それに逆らう人間個人の中では極めて自分勝手って感じを、僕は受けたわけなんだけど(多分、現時点で荻野目さんを姉として救いたいだけだから。こどもブロイラーとかどうでも良さそう)。そういう意味では最後の渡瀬ドクターの一言は、神の絶望に等しい。
ていうか、女の子って結局「私はこういう生き方や理想を持っているから、この男の人を選ぶ」って自分で言えない子が多数派なんだろうな。で、多数派の女の子の心の弱さを正当化してしまったから、自分はこの作品が嫌いになってしまったんだ、って気がする。
「本当の気持ちが土壇場(文字通り)になって判ったから、こういう結論を出したのですーっ」・・・だったら、しょうがないなー、だけど。
(注:というか物語中のキガの会というセミナー団体が、どういう宗教観に根ざしているのかは判らないんだが、ユダヤ教で言うダビデの父のエッサイという紀元前の人物が元になったユダヤ教の異常な戒律に「妻のある兄弟の片割れが死んだ場合は、残った兄弟が未婚の場合その妻を妻としなければならない」という義務的戒律がある。多分冠葉が最終話回想で晶馬に言った言葉はそれを元にスタッフが作っているのだが、実際の歴史ではその戒律を利用してわざと妻のいる兄弟を殺す男が出たり(妻を奪うため)、現代の異端宗教でも「兄弟分が宗教的に堕落すればその妻恋人は奪って当然」という異常思想にかられている連中もいる。オタク界にもいます。・・・まぁ、深夜アニメでカルト好きなオタクに広めるべきではない異常思想だよね。具体例は言ってもしょうがないけど。
・・・で、アニメ界の下請けをやっている韓国や中国では、血のつながりがなくとも兄弟姉妹婚は法律的に罰されるので(※日本は血のつながりが無ければ結婚可能)、結局このピングドラムでは、兄弟二人とも消滅する結末になったと言える。要するに、海外戦略的な理由だよね。中国韓国では血のつながりなくとも兄妹婚は犯罪なので、消す事で言い訳にした、と。でもそんな事でキャラクターの処遇を普通決めないよなぁ。・・・だから、もうこのドラマの行く末は、終幕になってからは読めてたわけだが。このアニメ原作が当初から中国韓国をもマーケットにする予定だったなら、あの兄弟は生きていけないだろう、って。)
ていうかセーラームーンSuperやウテナの中盤とラスト(ウテナの実質上W敗北)みたいな幾原演出の嫌なところをなんか再度見せられた気がするんだけど。
確かに、誰もが相手のために死を望む中で(←これがまず異常だが)、陽毬と荻野目さんが助かったのは、救いだったんだけどね。・・・男は女を守るもの、ってのは、いいんだよ。それはそれでいいんだけどね・・・結局「どうにもならない運命と人間関係のもつれと女の子の優柔不断で主人公たちがgdgdになっていく物語」ってのは、判ってたわけだからね・・・
・・・でも、ヒロイン二人が晶馬冠葉のどちらともくっつかなかったってのは、なんていうか「オタク達のあこがれるヒロインは男と結局くっついてはならない」っていう、なんだか映画マクロスFやナージャなどの通俗的ラスト演出と言えるわけで(←物語をありきたりとは言わないが、結論はありきたりだよね)。その辺もなんだかなぁーっ、って感じでした。やっぱ自分は渡瀬先生視点だったんだろうか。うーむ。ラストが童話風のオチだったけど、憑き物落としになってないよね。 (2011_12/24)
(※ ていうか争いあうもの同士(この場合、晶馬と冠葉)をショタ化して仲良くさせちゃえ!ってのは、腐女子の発想だよね。同人界では殺し合いやって憎んでるもの同士をホモ同人に仕立てるような女達がいて、そういう女性作家をヘド出るほど自分は嫌いなんだが・・・それとは違うかもしれないけど、この結末を望むってのは、腐女子の感情の肯定に近く、自分はそれが嫌いなんだと思う。)
◎ 極力今年のクリスマス&自分の誕生日は自粛しないようにします。
とりあえず「けいおん!」の映画見に行ってきました!!いやーロンドンでした♪
テレビでもそうだったんだけど、ほのぼのの裏に結構とんがった所ありました。◎。感想はまた。
ていうか、テレビではUN-GOもはがないも120点満点だったよ!!10年前ならば150点位?
ベン・トーは・・・まぁとにかくただ面白かったw。(2011_12/24)
◎ 天皇陛下誕生日おめでとうございます!!
長い長い被災地訪問、到底普通の人に出来る事じゃないです。末永くのご健康を心から祈ります!!
実は皇室系の番組は結構好きで土日や特番は全部録画してたりします・・・
◎ フィギュアスケート関連感想、ここで後で更新。
◎ 浅田真央Gファイナル欠場、母の急病で帰国
女性自身がこの記事などを伝えていて、テレビでは一瞬「危篤」(帰国の聞き違いか?)との言葉もあり
浅田舞、真央姉妹のお母さんはずいぶん前からテレビで見ていたわけなので、
ショックとしか言いようがない。試合が残念とか以前に、なんとか持ち直して欲しいと思わずにいられない。
春先からという事はやっぱり震災の影響もあるんだろうか。過酷過ぎる。
安藤美姫さんは父親を子供の頃なくしている。そして彼女は強いけれど、目の前にその問題があるならば、
スケートの試合どころか、スケート生命と母親の命とすら、誰だって母親の命を取るだろう。祈る。(2011_12/9)
◎ 「月刊ヒーローズ」の2号を見て「ULTRAMAN」2話も見たんだが、やっぱりなんつーか描き手は成田氏よりは円谷崇拝で・・・というより、なんかエ●ァのゲンドウとシンジを仲のよいまともな親子にした段階で話を進めたいのかなぁ、とかやっぱり思ってしまうわけで。うーん。ていうかラストのハヤタをクラークケント的だと思った人は多いだろうなぁ。それはそれで悪くはないんだろうが。漫画としては、見ていて不快感はない。わだかまるのは僕の成田氏の生徒としての私的感情によるものだから。
で、敵型だかライバルだかのウルトラマンのような宇宙人なんだけど、あれもなんていうか身体の後ろに伸びたヒレの部分がオーズのタジャドルのマスクみたいで・・・って、自分もあのヒレ的ラインのデザインはずっと昔からしてるけどね。こんなのとか、これとかこれの一番下のデザインとか。あとはシャイニングガンダム(Gガンの)もそうか・・・なんていうかあのヒレの形は、「悪役デザインで使うラインじゃぁ無い」と思うんだよなぁ。同形反復なのでなんとなくガラモンとダダを足して二で割ったような感じはある。
というか、今回の敵のウルトラマンのような奴ってのは、やってる事は荒事なんだけど、言ってる事は原発事故後の日本人には納得できるセリフだし、僕の恩師の成田氏なんかは正直「ウルトラマンは初代で死んだ。死んで星に帰って行ったんですよ」と終生言っていた方なので、ウルトラマンの去った地球にウルトラの力が残っていてはいけない、って考え方は、初代オンリー崇拝者の人々は持っているんだろうし、ある意味ではありうる主張なんだよな。う〜む。
僕はそういう人々とは別に、なんていうか宇宙人としての尊厳ってのを考えてしまうわけで・・・「地球人の自由にさせない宇宙人=悪い宇宙人だ」って凡百オタクの意見は、脊髄反射でステロタイプだと思うんだよね。その辺の落としどころがね。各アニメ特撮は難しいんだろうと思うけど。この作品はそうかすら見えないけども。ていうかあのヒレヒレ宇宙人、どう見ても悪だけどね。
僕の立ち位置だとこの作品を認める認めないって、決まるまで相当に長くかかりそうです。(2011_12/8)
◎ しっかし・・・蓮舫さんは台湾系の日本人で、中国系ではないわけだけど、野田総理が「アジアの成長を取り込む」なんて目的でTPPを推進しようとしていたら、そりゃ「アジア皆一緒論」のネタ振りをしたのは野田氏たち政府側だから、そりゃ言い訳不可能だろって話で・・・
ていうか重要なのは、今TPP協議に参加しようとしているのは日本と韓国などはそうなのだが、中国は参加を拒否しているわけで、つまりアジアの一番大きいシェアを占めている中国と、農業というか産業がらみでの連携を取れる目途も付いていないのに、なんで日本ばかり先走って、割りに合わない思いをさせられている韓国みたいな思いをしなきゃならんのさ?って話で。ていうか、アニメコミック関連で一番問題になるのは著作権問題。ハードソフト機械技術や工業技術で一番問題になるのも特許問題。どちらも日本が絶対イニシアチブ取られてはならないジャンル。
つまりアジアと連携どころか、中国を更に孤立させるというか、つまり中国に対して先手を打つという意味でのTPP参加であるなら、先手を打っただけのうまみって奴を野田氏がGetしなくちゃならないんだが、仮に先手を打っても中国が後から参加すればうまみ総取りされかねないじゃん?って話で。
正直今の世界の経済レベルは第二次大戦前の世界恐慌前を彷彿とさせるが、今度は戦争ってやり方に責任転嫁してはならないわけですよ。で、「戦争にしちゃいけないぞ」ってルールの元、一番最初につぶれていくのはどこの国なのかな?って考えれば、つぶれそうな国に表現の自由をあわせる必要など全然なさそう、とも言える。まじでまじで。 (2011_12/8)
◎ オバマ大統領、真珠湾攻撃の犠牲者追悼
リアル戦争である以上、双方傷つくのは当然で、理想とは別にその下で死んでいくのも人。
だからと言って理想を捨てるべきではないし、どんな理想が正しかったか、本当はどうすべきだったのか、
そこにごまかしが無かったのかは、後の世の人が考えるべきで、ただ大事なのはそこで私的な想いを忘れない事だ。
ただ、今中国が目指しているアジア統一は、結局第二次大戦時に日本がやろうとしたものとだぶる。
アジアを日本が統一するのは嫌だが、漢民族が統一するならOKなどとする中華思想はあってはならないと思う。
というか、日本もアメリカもそれぞれの国も、各々輝いてればそれでいいんだよ。来年はロンドン五輪。
◎ ていうか、多分「表現の自由」って事について、もう少し今後突っ込んだ話を書くことになるかもしれないんですが、
「表現の自由」を考える時に一番大事なのは、同時に日本国憲法が保障しているところの「思想・信教の自由」や「職業選択の自由」などと切り離せない問題だという事で、従って個人主張が一番自由であるべきなのは言うまでもない。企業がらみの作品の主張が一番自由であるわけが無い。
逆に、絶対にくっつけて考えてはいけないのは、「経済」なんだよね。
要は、元々2流文化や大衆向け文化(時には大衆芸術)として叩かれていたマンガやアニメやゲームだけれど、それを今や「クールジャパン」などと言ってもてはやす日本になってしまっていて、
それらを「マーケティング」したり「マネジメント」して「メディアミックス」的に「エンターテイメント」販売頒布していく時に、資本を持っている側にとって一番邪魔なのは、
実は作者の「個人的に大事な主張」だったり、「独自の表現」だったり「独自主張」だったりするって事。くせがあれば消せといわれる。
個人として個人の表現の自由を模索している限りは、例えば芸術でも規制されづらいんだけど、それが大衆向けどころか世界販路のエンターテイメントになると同時に、それらは表現ではなく商品として扱われるわけで、「商品は受け取り側のためにあるものであって、主張を要求されるわけではない」ってのが物流の思想だ。洋服は着る人の為にある物で、着る人の思想を操るべきではない、って思想。
経済が要求しているのはプロの仕事であり、CM効果とグッズ売り上げであり、プロの主張や感情ではない、というのが、アニメ以外における一般の物流経済界の考え方なわけで。
けれども実は、職人さんだって、自分の想いや主張を作品にこめるのが日本の職人さんだったわけなので。そこを経済が理解できなくなってきたから、日本の経済は駄目になったんだよね。当然の事だけど。
今回の問題を抜きにしても、この辺の対立は今後も出てくる。さてどうなるか、って事だと思う。
そして作品の作り手よりも流通でお金儲けしている側がはるかに増加しているのが、この日本の現実でもあるんだろうし。既存のおもちゃをオークションで売る際の自分の個人的行為も。
・・・送り手になりたいって気持ちはなくはないけど、クリエイターすると2類扱いで2chの叩きスレッド消せなくなるんだよな。ていうかいまさらクリエイターを僕がやろうがやるまいが、2chスタッフと最大規模同人即売会スタッフが仕切っている悪質叩きスレッドは消せないわけだから、作品自体は作ってるけど。ネタやラフ画や未発表なら山程あるし。
・・・作り手への必要以上のネット叩きが、作り手そのものを減らして、結局は日本のモノ作り文化を叩きのめしているのは間違いないかもしれない。掲示板の評論や、悪質評論家の評論そのものが、日本のモノ作りを終わりに追い込んでいる。ましてはその評論家群が間違った持論を振りかざしているなら尚更だと思う。自分の被害者の一人ではあるが。
(※ 僕は感想や意見は書くけど、プロの評論家ではないので。評論でお金を取るつもりはないし、感想やコラムの方が好きです。念のため。 2011_12/5)
◎ 国民新党亀井氏が亀井新党を作る時に石原都知事などにも参加を持ちかけると報じられた時の石原氏の拒絶発言は、
前の「Tokyo Boy」石原氏の「亀井氏が総理やるなら全面的にバックアップする」(下方参照)からすると
かなり不思議なんだけど・・・亀井氏が総理をやる気がないのなら乗らないという事なんだろうか?
しかし「総理をバックアップする」は、普通は党で後援するという意味にならないのだろうか?
TPP問題もあるし、難しい問題が多いのは判るんだが。大人の世界は判らない。
ローカル若向け番組でも結構見てるんだから、もう少し石原氏も若者翻弄しないようにして欲しい。( 2011_12/5)
◎ 12/2夜9:00から「ルパン三世・血の刻印」テレビSP放送見ました!
新声優さん達初参加のルパンだったんですが、トムスエンターテインメントの再起動ルパンという感じで
旧世代には切なくもあるけど、かなり頑張ってました。すんなり入れたのはすごい。
好きな声優さんばかりが選ばれてるわけなので、今後にも期待したい・・・です。(12/3)
(※追: ・・・で、感想なんだけれど・・・ていうか昔の声優さんたちにも贈りたい言葉とか山程ある。あるんだけど何ていうか、形にしづらいんだよね。明確に各声優さんたちのバトンタッチに当たっての言葉がないからかなぁ。それにしても本当に頑張ってくださったと思います。また別の役で声を聞きたいなと思う。感謝X感謝。
で。本来的に、ルパン三世のような怪盗ものというのは、言わばアナログ時代の知恵比べ的なものがあるわけで、特殊アイテムも全部アナログじゃなきゃ、ってのが1stルパン〜2nd位まではあったんじゃないかと思うし、そういう何ていうか、怪盗のロマンみたいなものが(ドラマツルギーの中での。リアル怪盗にロマンがあるとはそうそう思っちゃいけないわけなので)表現できる世代ってやっぱり昔のアニメ声優さんたちで、今の声優さんたちにそういうロマンを表現できるかどうかは、かなりの挑戦だと思う。
増山さんや井上氏や納谷さんの元からの演技は、絶品じゃないですか。その場の乾いた空気感とかロマンまで表現できるかっていうと、今の声優さんには難しいかもしれない。特に、やっぱり今ルパン三世をやるのは、今の007と同じに難しいと思うんだよね。ルパンは冷戦時代あってこそ、昭和期に魅力的だったんだろうから。ていうか、今のルパン=栗田氏もかなりその演技力があって、小林氏のかっこよさや風格に相当つりあって来ているんだと再認識。
)
で、今回の「血の刻印」なんですが、自分はかなりいい作りの作品だと思った。なんていうかカリオストロ的なルパンでトムスが0から再スタート切りましたって感じはある。新声優さんたちも良かったです。ゲストの二人が非常に良かった(視聴者の子供に恋させるようなキャラだったと思う)。ラストの銭形の「ルパンは盗むと言ったら必ず盗む!」はいいセリフで、あぁ、やっぱ銭形だと素直に思えました。あれは山寺氏も燃えたセリフだったんじゃないだろうか?最後の半漁人バトルが突拍子もないと思った人は多いかもしれないけど、僕はありだと思った。
ていうかいつもSPでルパンが女の子を救う話ってのは、そろそろ考えた方がいいのでは?って思うけど、再開1作目としては僕も妥当だと思います。
不二子も当然魅力的だったけど、ルパンとの会話が(アニメやドラマの内容がセクハラ的だと揶揄される事もある時代だけあって)結構淡白だったんですが、今後かなぁ。真紅以来の沢城ファンとしてはハラハラする所ではあるが。結構豊崎嬢の因果とかも自分は大丈夫だったし、大丈夫か。五右衛門役の浪川氏も、最近NTV系やらダンボール戦機やらで相当聞いている感じだけど、もっとセリフ欲しかったかな。でも後半のセリフを聞く限りではいい感じではあった。
ていうか、最近のルパンを安心感ある国民的アニメにさせてしまっているのは、つまり見ている側が世界の国々のきな臭さに鈍感になっていて、それがスタッフに伝染しているのかもしれない。ミリタリーに詳しいかどうかじゃない。世界も国や人種の対立も、まだまだ世界は危険性を秘めていて、そこに敏感なら、007もルパンももっと世界の危険をスリルにしたドラマになりうる。そこは、スタッフが世界危機に鋭敏でいるかどうかだから。ルパン当人はハートフルな時もあるけど、世界観の基本はハードボイルドなんだと僕は思うので。冷戦とノストラダムスが無ければ、2期ルパンがあそこまでのブームになったか判らないから。 (2011_12/24追)
◎ http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111125k0000m040030000c.html
>テレビ東京:「個人中傷」でアニメ再放送を中止
>テレビ東京で10月31日に放送されたアニメ「銀魂(ぎんたま)」の一部表現が、実在する人物の人格を傷つける内容だとして、子会社のCSチャンネル「AT−X」での再放送を中止していたことが24日、分かった。
>番組には特定の個人を連想させるキャラクターの人格を傷つけるような表現が含まれており、放送後に関係者からテレビ東京に問い合わせがあった。
・・・だそうだ、結局。
何度も書くけれど、政治家ってのは公人なんだよね。で、酷い政治をしてもしなくても漫画のネタにはされてきたわけだけど、TPP問題で騒いでいる今のご時勢に何で、って事を疑問に感じない人は、既に感性が鈍ってるのかもしれない。当人が酷いと思っているかどうかという事と、先行きの酷さとは、全く関係ない。
ていうか僕がデマでやったことにされている内容に比べれば、テレビ上であの伏せ目線キャラがやったことは微々たるもんだって気もする。
だってTPPが通ったら、農業や中小企業からその分の自殺者(特に老人)は必ず出るでしょ?必ず。減らす事はできても、誰も死なずに済ますなんて事、できるわけがない。それを判った上で賛成派が語っているのならいい。でも、結果が見えているのに国民に言っていないのは、震災後を乗り切る対処の仕方としてはまずい。農家や中小工場から死者が出かねない状況が見えなくなっている以上、世俗文化たる漫画が叩いたって不思議ではない。
一番危険視しなくてはならないのは、この先TPP賛成派議員を漫画で批判したとしても、同じ自主規制になるのではないかって事で。
でもね、表現者側に自制を求めたい気持ちになることが最近多いのも事実で・・・その辺が難しい。
本当の「表現者の敵」ってのは何なのか、この日記のROMの若者もだんだん判って来たんじゃないかと思う。こんな事件や、政府とか、会社とか、某議員とかではないよ。もちろん僕でも無い。 (2011_11/30)
(※追: ていうか、れんほう篇が独裁(一党独裁)や表現規制などに対する反対主張篇だったのは言うまでもなく・・・要は謎の女フミコが露出好きだってのも、「露出」=「表現規制の逆」だからなわけで。で、本当に作者が表現規制反対主張なら本当はバストトップなどジャンプで見せていなけりゃおかしい筈なのだが、実際には銀魂はジャンプ誌上では見せていない・・・って時点で規制カードに乗ってしまってるわけで。
「ToLOVEる」もそうだけど、単行本にならない限りはバストトップは見せてないよね。バストトップ規制はテレビ東京が始めた規制カードで(僕はこれには反対する。大体同じテレ東のアニメゴルゴ13は夜10時台の再放送でも全く規制していない)、それに結局他局も乗ってしまっている。つまり、規制に乗るからこういう事になるわけで、本当に規制反対なら、漫画ならではの風刺にストップをかけるなんて「表現の自由上、やばい事」になる前に、バストトップ規制に反対しておけば良かったんじゃない?って考え方もある。
ていうか、蓮舫大臣は台湾系日本人であって、中国系の人ではない。一応台湾は総統がいるけどほぼ自由民主主義の国だし、僕は台湾は嫌いじゃないのだが(ちなみに銀魂1期が終了した時も相当に台湾ファンが悲しんだと記事になっていたようだ)、れんほうに例えられる対象をアジア圏として考えるならば、似たように見えるって事なのだろうか?
ていうか、7〜80年代なんて台湾は海賊版がすごかったわけだけど、現在ほぼ改善していて、今は中国の海賊版がひどいけど。既存感覚から今の現状認識が更新できていないと、今でも台湾は海賊版すごいって印象になってしまうかもしれない。
監修の人がエリーの名を使ってツイッターをしていたって事で、れんほうがツイッター民を指すのではって考え方もあるが(エリーはつぐみには見えないが;)、エリザベス登場初期にはツイッターはあまりまだ来ていない。ていうか、銀魂でも何でも「日本アニメに対する海外ファンの反応」ってのは、日本からは「掲示板やツイッター上だけの物にしか見えない」ようには、見えるんだよね。規制の激しい海外で、同人活動も根付いていないと、実際自由に中国等の人々が語れる場は(ファンか一般かに限らず)、掲示板やツイッターに依存してしまっているわけで。で、そういう国々の側に表現基準を合わせるのはおかしいだろ、とは僕も思う。(11/2)
◎ 「銀魂」エリザベス編の最終話みました。色々と物議をかもした中篇シリーズだけど、いやー感動した。不覚にも泣いた人多いだろうな。かなりギャグも多かったんだけど。
まずもって、エリザベス役の古谷氏がアムロ声で、米堕卿役の池田氏がシャア声で、ここまで感情こめて演技されるのを見れるってのは、ほとんどゲームジャンル(自分がプレイしていないGジェネだのスパロボだの。僕はファミコン時代からほとんど家庭用テレビゲームをやってない人です)以外では見られないと思っていたんだが・・・アニメのパロディーネタでは、今後そうそうありうる事かすらも判らないよね。
大したもんでした。アニメ作画に全く手抜きなしなのもすごかった。
いやー、オチも良かったねぇ・・・。いや、本当の星は、各キャラクターであって、受け皿ではないっていうさ。星なのはキャラ個人個人であり、国や人や政府や会社や団体や放送局や各イベントなんかではない。星は放送局ではない!!星はイベントでは無い!!・・・・・・判る?
ていうか、ラストでこの中篇のエリザベスってのは、月曜だけ来ていたバイトエリザベスで、他の曜日のエリザベスがレギュラーエリザベスって事実がばれるネタだったわけで(原作時点から)、これを見た銀魂読者視聴者は「なーんだ、つまり例外的ニセエリザベスとのさよなら話だったんじゃねーか!!ww」と笑ってるかもしれないけど、実はこれは「月曜日」なのがポイントで。
つまり、月曜日ってのは、「ジャンプの発売日」兼「アニメ版銀魂2期のオンエア日」なわけでしょう?つまり、去っていった月曜エリザベスは、「我々が見ていたエリザベス」のほとんど全てと言ってもいい存在なんだ、って事なわけ。つまり事実上これまでのエリザベスというキャラの最終回と言ってもいいんじゃないかと思います。
なんていうか、エリザベスに本当に桂から去らせた所で「再登場乞う」なんてファン意見は当然出てくるだろうし、それをよけるためにこういうすごく皮肉っぽいギャグオチにしたんじゃないかなと思います(今の原作のたまも同じ)。だから、本当にエリザベスはこの話数が最終回なんだよね、多分。(今回の「ジレンマ」EDは、大げさでも嘘でもなく。さよなライオネル・・・)
で、銀魂というアニメ自体、ファンの希望によりこれからも続いて欲しいわけだけど、この本気が伝わっていれば、多分大丈夫なんじゃないかと思う。伝わらないなら、サンライズが別の局を探せばいいだけの事じゃなかろうか?と僕は思います。ファンが言っちゃいけないのかこれ。
夕方6時の汚れ系ネタについては反省も必要かもしれんけど、作品の核心そのものを批判されるなら、妥協策を見つけるよりも別の局を探すと開き直った方がいい可能性もあるよね。昔は局を移動して放送したアニメや特撮が結構あった。選ぶ権利はアニメ製作側にもあるんじゃないかと思う。まぁ、一定クオリティのアニメを求めるなら、局の放送姿勢は一定していて欲しいとは思うわけだけどね。 (2011_11/29)
◎ ていうか、銀魂のフミコさんのあれがエロだとかなんとか規制だとかなんとか言った所で放送されているのはOKだから放送されているのだと思いたいんだが、深夜残虐系ホラー鬱アニメでは放送すべきでないようなのも平気で放送しているわけで、基準ってどの辺を取るべきなのかってことではあるんだけど。
随分前の某フリマで、結構自分、子供たちに人気が出たんですが、その内子供たちが「ねぇねぇ、これ全部1円で買っていい?」なんて言い出して。「嫌だ」というと、「ねぇねぇ女みたいなおっさん(長髪だから)、1円で地球売って」などと言い出し、それにも「嫌だ。それに地球をくれないかなんてメフィラス星人の言う事じゃん、子供の君が言ってどうするwww」とか言っているとその内その子供たちが「ねぇねぇ女みたいなおっさん、チンコもんでいい?!!」などと言い出したので吹いた。
終了まぎわなので忙しくしてたのに、もう行くところ行くところに子供たち2〜3人が僕の股間を揉もうとストーカーのように駆け寄って、ほとんど「りーりーりー」状態で困った。で、現場に来てた大人の人が大爆笑で言うには「いや、最近の子供たちってのは下ネタが好きでさ、幼稚園でもう大流行で、ウチのもみんな幼稚園で覚えて来たから。それが抜けないんだよ。」「小学3〜4年じゃものごころついてるよな、やばいよな」と同情されてしまった。
・・・だそうなので、まずは幼稚園で注意を・・・・・・て、それもまた幼稚園児ならではの自由ではあるんだけど、児童の悪癖が小学生になって抜けるにはどんだけ時がかかるのか考えると、なかなか抜けないってのは困る。困るがそれも現実で事実だし、許すしかないのか。
ていうか、下ネタとかエロネタなんて銀魂云々の問題じゃないって、まじで。どこからどう普通の感覚に転化してくかであって、まぁ悪ガキや幼児性がそのまま消えないとクローズアップ現代が問題として取り上げたインスタントセックス盛りのチーマーの男子みたいになるんだが、そうじゃないなら、別にいいじゃん、って言っちゃいけないのか。 (2011_11/29)
◎ コスプレ研究ページの上の方も参照の事。
◎ 新しいデジカメで、色々撮っているけれど、前も書いた通り自分の携帯のレンズがかなり良いので(※携帯としては群を抜いている)、高画素数でない限りは殆ど変わらない。ちなみに下の新宿けいおんの写真などはフラッシュなしの携帯の写真。
それでも風景や家族を撮っていて全く文句が出ないのが新しいデジカメのライカレンズのすごい所ではあるね。秋なので色々撮影してきます。
(※ よく考えると僕はろくにニコンレンズを使った事がない。写りがあまり好きじゃないからだが、それでもキムタクが広告していると良くなってきたのかなと気になってくるのは事実)
今まで使ってきたのはオート一眼レフがミノルタで、クラカメ系一眼レフがキャノンで、クラカメレンジファインダーがヤシカ、ミノルタ、オリンパス、クラカメハーフがオリンパスペン他・・・で。ここまで来ると逆に怖いものみたさでニコンで撮ってみたくなるんだが。クラカメでも違うメーカーので撮ってみたいかも。先立つものがないと始まらないけど、デジカメもいいけど、またもリバーサルフィルムでまた撮ってみたくなってきたぞ。うん。発作だよなこれ。
いきなりペンタックスのMZ-Mから欲しくなってきたり。切ないくらいに病気。
フィルムはちゃんと物質として残る。デジタルは物理的に残らない。だからフィルムカメラが大好きなんだが、デジカメでも好きになれば愛着が沸くのは、多分事実なのかもしれない。
エグゼモードのヤシカカメラに興味があるのも事実。伝統の名前だし、信頼したいよね。
ていうかデジカメだのヤフオクだの製作だの色々忙しくて、美術館や展覧会にあまり行けてないのがめっちゃ悔しい。 (2011_11/29)
◎ ソフトバンク、日本シリーズ優勝おめでとう!!
監督や選手たちもですが、祝勝会でビールかけをしていた孫正義社長も嬉しそうで何より!
震災への寄付とかネット上インフラとか、ずっと努力してたし。良かったと思う!! (11/21)
◎ さっき放送していたウルトラゾーンの「the LOVE」という話はとても良かったと思う。ウルトラQのような話なんだが、丘みつ子さんがとにかく美しいどことなく昭和風ながらの日本の女性を演じていて、心にしみるものがあった。現行スタッフもやればできるって事だと思う。それは間違いない。
女性の表札の名前は池谷となっていて、でも池谷氏はまだ他界していないので、もしかしたら成田や高山と書きたい所をこじれると嫌だからやめたのか、それとも池谷氏が快諾してくれたからなのかとか、色々考えたんだけど・・・自分は成田夫人(おばあさんですが)の事を少し思い出した。夫人も確か大学は日本画科出の方だったので。あとザラブ星人と夫人を遠景に置いた懐かしい背景が、なんか成田氏が晩年に描いたカネゴンの絵のようだったので。
でも、「あ、そうか・・・怪獣デザインや造形をしていたような奇妙な芸術家を夫に持って、更に先立たれた人は、同じような気持ちなのかもな」とも思ったりした。
自分でも何を書いているのかは判らないけれど。こんなのが1クールに1度位あってもいいね、確かに。 (2011_11/21)
◎ 下の「銀魂」の件で「BPOが動いたにしては早すぎる」と書いたんですが、どうも夏以降のアニメも複数アニメへのクレームがBPOに届けられていたらしい。「銀魂」「B●●●D−C」「fate」など。自分は銀魂以外2個へのクレーム意見は全面的に合意する。http://toki.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1317430007/の漫画家の意見も正しいと思う。
残虐シーンを描いていて、描く側(むしろ原画を使う側)が痛みを感じていない作品は見れば判る。ちなみに自分はBPOにアニメについて垂れ込んだ事は過去一度もないので念のため。
ただ、BPOへの通報に葬式回が含まれていたという事は、やはり今回のペナルティはテレビ東京とAT−Xへの累積ペナルティだったのかもしれない。イエローカード2枚でレッドカード扱いのような。・・・だとすると動きが早かったのも納得行く。クレームの、葬式シーンが気持ち悪かったという子供がいたという意見は、多少首肯しない部分がなくもない。自分も苦手は苦手だ。
で、れんほうネタをテレ東やAT−Xが問題視してるのだとしたら、それは問題にすべきポイントを完全に間違えているわけで(ネット意見にもあったが、漫画が政治家を批判し叩くのは昔からあたりまえなので)、それは違うだろ、って書いているだけなんだよね。
ていうか自分は、大陸に勝ちを譲るような形でないなら、蓮舫さんに仕分けを頑張って欲しいとは思っているわけで。でもスーパーコンピューターで2年連続ギネス1位の「京(けい)」や、イトカワから帰ってきた「はやぶさ」にしたってそうなんだが、プロジェクトが実績をあげていても助成金を削られるのであれば、一体どのプロジェクトの助成金を増やせるのか?って事になるよね?プロジェクトが勝っても負けても助成金は増やせない・・・そんな政府でいいの?って事で。だから最近は蓮舫じゃ無理かもなと思い始めてる。真剣に。
大陸や半島のいい所は認めていいんだよ。今年負けた点があるなら「負けたー!すげぇや」でいい。でも「次は絶対勝つ!」じゃなきゃならないわけ。だから、日本がむやみに外国に勝ちを譲るべきではないって事。
本当、今はデフレなんだから、日本に中小工場がもっとあれば、資源を安く輸入して工場ですごい製品いくらでも作って利益を得られるはずなのに、そのうまみが全部中国などアジアのものになっているわけでしょう?産業界は阿呆かいという有様で。
それなのになおさらアジアの貨幣価値を上げるのに政府がいちいち荷担していたら、本当、お年寄りの年金を若者が払える筈がないわけさ。それ位は認識した上で、仕分けをして欲しいんだよね。 ( むしろ政府は新規中小工場の敷設などをもっともっと助成すべきだと思う 2011_11/21)
◎ 先日から書いている「銀魂」のAT-Xにおける232話放送休止問題なんだが、どうも某スタッフ氏のツイッターによると・・・各自で見た方が早いか。
文章の’実際、ACからも石原知事からも加藤登紀子さんからも苦情は一切きていません。蓮舫さんも「抗議した事実はございません」と言っています。’という点を、極めて表層的事実として受け取るなら、おそらくここに書かれている人々は 少なくとも実名抗議はしていない って事だろう。 支援団体などなら動いた可能性はあるけどね。
気になるのは、そのツイッターの中にそのままDVDにするという選択肢が書かれていなかった事だ。つまりなんらかの修正は絶対あるようで、しかし伏せ目線の似顔絵を規制ってどうすんの。渡る世間の方がやばそうだったが。
で、単純に考えるなら、つまりテレビ東京(とその系列会社)が、単純に蓮舫さんの政策に影響が出ないように規制したのでは?という可能性が一番高い。って事は同時にテレビ東京の仕分けやTPPに対する意識が軽くはなかったか?って事にもなるんだが・・・
ていうか、テレビ東京はアニメやTPPで割を食う農業などよりも、極めて、経済社会側に寄った会社である。それは夜10時からの看板番組「ガ●●の夜明け」や夜のニュースが日経関連のニュース番組である事からも明らかで、つまり、経済界をいかに活性化させるか、についての経済界側の言い分を報道する事でもっている(というか報道の主眼に置いている)テレビ局なんだよね。経済重視のテレビ局が政府におもねるなら、今回のケースのようになるんだろう。変だとは思うが。
「ガ●●の夜明け」はいつも中国に勝つにはとか、中国工場での生産、などを扱っていたりするし、ニュースは株価と為替中心に進行している。別にアニメ製作者などの主張を重要視しているわけではなく、主目的は経済と中小会社と個々の個人がどう生きていけばいいのか・・・という内容だ。
経済重視であるならば、必然的に蓮舫さん擁護で銀魂をきる事にするのかもしれないが・・・実はそう単純ではなく、テレ東ではしっかり放送しちゃってるわけじゃないですか。
だから結局、テレ凍が銀魂の味方なのか敵なのかが全く読めなくなってしまっている。放送中止も正しいやり方だと思えない。でも・・・まぁ、手の甲にしっぺレベルでしょ、この程度なら。
むしろ社会批評精神旺盛なアニメ(しかも数百人以上が携わっている)と政治家とで、普通に政治家をテレビ局が選んだのは、結構異常な事態であると思うが、一個人を粘着に叩くのは良くない事は僕が一番よく判る。
まぁ、AT−Xがどこかから責められた時に、テレ東がその責任を問われて、間がこじれたくない、って事かもしれないんだが。
ていうか、TPP通ったら自殺する農家の方々絶対でるけどね。農業から失業者が出るというのはそういう事だから。
それを想定していないで別畑から出てきた主張をつぶす(というか欠けさせる)なら、テレビ局もテレビ局だ。 (2011_11/19)
◎ ブータンのワンチュク国王夫妻が来日された。ワンチュク朝は戴冠が早く(参照)、
若い時から重い責任の予感と共にあった王子様だっただけあって本当に立派だ。まるで花のような夫妻だ、と。
ワンチュク国王には若い頃からファンの同人作家もいたと思うけど、こんな夫妻なら誰しも納得だと思う!
日本の皇太子様等皇族の方々も含めて、両陛下の病状が心配だけど頑張っていらっしゃる姿に打たれるというか・・・
国会での演説は、日本人の目のうろこを落とす(キリスト教的表現ですが)程のものがあったと思う。
これから被災地などめぐるそうだけれど、ただでさえ重い中だから、憩いの時間がある事も願います。
花のような国王夫妻を、種まかれた地と芽吹く子供達が迎えてくれるのではと思う・・・多分。(2011_11/18)
◎ 映画「けいおん!」が来月から公開って事で、いかにあと3週間を再放送や録画などみながら、けいおん豚と化して過ごすかという事に集中したい自分だったりするわけですが(いやぁ豚っていうなぁ!)、今再放送の「顧問!」が脇で流れてますが。
なんかルミネXけいおん!のコラボイベントがあって、実は一度はJR地下出口向かいルミネのショーケースで気付いていたにもかかわらず、外まで出て写真撮りそびれてしまい、ヤフーオークションで限定クリアファイル他落札しようと思いきや、びっくりするほど争奪入ってて(そりゃそうだ。メンズ売り場で5000円買ってスクラッチ1枚なんだから・・・)、チラシだけ落札したあげくに、やっぱり撮影に行って来ましたー、と。ルミネにはHMVが入っていてメディコムのベアブリックなどとは昔結構コラボやってたんだけど、単体のアニメと組んでキャンペーンやる事はめずらしい。