中国、地方債務で不正6兆円 信用不安広がる恐れも【上海共同】中国会計検査署は5日までに、地方政府に2010年の財テクなどで不正会計総額5308億元(約6兆4600億円)が見つかったと発表した。中国では巨額の地方債務が問題化しており、資金を提供した銀行の不良債権になれば、国内で信用不安が広がる恐れもある。 会計検査署によると、不動産や株式投資などの財テクのほか、環境汚染で問題のあるプロジェクトや、本来の目的以外への投資があった。投資したプロジェクトの建設が進んでいない例や、資金調達の際に、地方政府には禁じられている担保を差し入れた例もあった。 【共同通信】
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