中国赤十字は「そのような事実はまったくない」と表明した。
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◆解説◆
原文記事は、花岡事件や訴訟の経緯を詳しく紹介した。鹿島建設が5億円について当初示した「見舞金」などの名目に中国人原告が猛反発したことには触れたが、日本側を特に非難する論調ではない。記事は、中国赤十字に対する疑惑に焦点を絞った。
中国赤十字については6月、「男女関係に絡んで、寄付金を不正に流用している」との疑惑が出た。不信感が大いに高まり、中国赤十字に委託する各種寄付金は激減した。
花岡事件に関する基金流用疑惑は7月には発生し、現在も“くすぶった状態”が続いている。(編集担当:如月隼人)
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