2006.2.20発行 | HIGH MIND FILE | 大阪版

セレッソ大阪U-18

「厳しい練習を乗り越えて、
試合で勝った時の喜びがたまらない」(MF.宮山)

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……まずはじめに、サッカーを始めようと思ったきっかけを聞かせてください。

宮山「幼稚園くらいの時にサッカーをやっている兄の姿を見て“カッコいいなぁ”と思ったのがきっかけですね。それから小学校に上がって4年生からの部活でサッカー部に入って、いい成績が残せるように一生懸命練習していたら6年の時に選抜に選ばれたんです。その時のコーチの推薦があって中1からセレッソ大阪のU-18に入ることになりました」

……みなさんはJ1の中でも人気があるセレッソ大阪のU-18に所属しているわけですが、普段はどのような練習をされているんですか?

植田「大会が年に3回くらいあるんですけど、大会期間中はチームでの練習が多いです。大会が終わった今の時期は個人的な基礎練習が多いですね。学校が休みの日は午前中ひたすら走るメニューがあって、それは相当キツイ。今の時期はまだましですが、夏は地獄…。意識が朦朧としてきます」
市川「月曜日以外(平日は学校終了後の放課後)は毎日セレッソ大阪のグラウンドで練習しています。1年を通しても休みは月曜日と年末年始だけです」

……そんな過酷な練習にも関わらず、逃げずに耐えられるのはなぜだと思われますか?

市川「試合に勝ったり、普段練習で培ってきたものが結果に表れて、思うようなプレイができた時が嬉しくて」
宮山「練習の時は本当にキツイなって思うこともあるんですが、厳しい練習を乗り越えて試合で勝った時のチームメイトとの喜びがたまらなくて、続けられているんだと思います」
河崎「僕はフォワードなんですけど、点を入れた時の快感が忘れられないですね」

……ちなみに、僅かな休日はどのように過ごしているんですか?

植田「お前(堀之内)は「ウイニング・イレブン」やろ?(笑)」
堀之内「そんな毎日やるわけないやろ(笑)。まあ自分でチーム作ってやってるけどな」
植田「僕はもっぱら女の子と遊んでますけど(笑)。嘘です。すみません。サッカーやってるとモテそうなんてイメージだけですよ。実際は寒い寒い(笑)」

……(笑)。でも、学校の体育祭では人気者じゃないんですか?

植田「それが、僕の学校みんなスポーツが得意なんで、そうでもなかったり…」

……それは残念ですね。みなさんのこれからの夢を教えてください。

市川「やっぱセレッソのトップチームでプレイすること」
堀之内「僕もセレッソでプロになるのが夢です。試合に出て、ホントのプロの雰囲気を味わってみたいです」
植田「森島寛晃選手のように有名になりたいです」
宮山「僕もセレッソでプロにあがって日本代表の宮本選手を抜きたい」
河崎「僕も同じです。トップチームに入って代表選手とプレイしてみたいです」

……最後に同年代である高校生にメッセージをお願いします。

市川「目指してるものがあれば、諦めずに最後まで頑張って欲しいです」
堀之内「何事にも恐れずに立ち向かって下さい」
宮山「僕らは、サッカーでトップにいけるよう日々練習していますが、みんなもいろんな分野で上を目指していると思うんでその中で一番を目指して欲しいです」
河崎「何か熱中できるものを見つけて頑張って下さい」
植田「せっかく何にも縛られない高校時代だから、何事にも楽しんで、笑いましょう!」

interview & writing by T.Muraguchi
photographs by STUDIO 713


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