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水谷建設 会社更生手続き開始

1月5日 13時51分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

民主党の小沢一郎元代表の政治資金を巡り、元秘書3人が有罪判決を受けた事件の裁判で、1審で裏金を渡したと認定された三重県桑名市の水谷建設が、裁判所から会社更生法の手続きの開始決定を受けました。

桑名市の水谷建設は、先月、債権者の前の社長が大阪地方裁判所に会社更生手続きの開始を申し立て、裁判所では手続きを開始するか判断するため財務状況を調べていました。水谷建設の管財人になった弁護士によりますと、先月31日、裁判所が更生手続きの開始を決定したということです。負債総額は353億円とみられるということで、今後は裁判所の監督の下、ことし12月までをめどに会社再建に向けた更生計画案の策定を進めるとしています。水谷建設は、公共工事の受注の減少に加え、民主党の小沢一郎元代表の政治資金を巡る事件で、元社長が「1億円の裏金を渡した」と証言し、元秘書2人は受け取りを否定しましたが、去年9月の元秘書の1審判決では、証言は信用できると指摘されたことなどから、売り上げが大幅に減っていたということです。