5日午前、東京・台東区のマンションの部屋で台湾出身の20代とみられる女性2人が血を流して倒れているのが見つかり、まもなく死亡しました。警視庁は何らかの事件に巻き込まれた可能性があるとみて捜査を始めました。
5日午前11時ごろ、東京・台東区小島のマンションの2階の部屋で「女性2人が血を流して倒れている」と部屋を訪れた男性から119番通報がありました。警察官が現場に駆けつけたところ、部屋の中の玄関付近で女性1人が、また、部屋の奥で別の女性1人がいずれも首を刺されて倒れているのが見つかり、2人は病院に運ばれましたがまもなく死亡が確認されました。警視庁によりますと、2人は近くの日本語学校に通う台湾出身の21歳と23歳の女性とみられ、マンションの部屋は学校の寮として使われていたということです。同じ日本語学校の生徒から「女性と連絡がつかない」という連絡を受けた日本語学校の男性と女性の教師が部屋を訪れたところ、鍵がかかっていたため、合い鍵で部屋に入り2人が倒れているのを見つけ通報したということです。部屋からは今のところ刃物などの凶器は見つかっていないということで、警視庁は何らかの事件に巻き込まれた可能性があるとみて捜査を始めるとともに、2人の身元の確認を進めています。現場はJR御徒町駅からおよそ700メートル離れたビルや住宅が密集した地域です。