オウム真理教の平田信容疑者(46)が出頭する前に「警察のフリーダイヤルに電話した」と話していることについて、警視庁が調べたところ、電話がきた記録がないことが分かりました。
平田容疑者は大崎警察署に出頭しようとした際、入り口が分からず諦めた後、近くの公衆電話からオウム真理教に関する「警察のフリーダイヤルに電話した」と話していることが分かっています。その後の警視庁の調べで、平田容疑者が電話をしたとされる時間帯には、フリーダイヤルに電話がかかってきた記録はなく、別の電話も含めて1件もかかってきていなかったということです。平田容疑者は、弁護士に対して「通話中でかからなかった」と話しています。警視庁は、電話会社への照会を進めるなど事実関係についてさらに調べる方針です。